ゴム・カム・カンデー
ごむかむかんでー
大山のぶ代版末期頃に開催された視聴者が考えたオリジナルひみつ道具で採用されたひみつ道具の1つ。
白い羽が生えたピンク色のハートのガムのような外見。
これをポイ捨てする人に食べさせると、ポイ捨てされたゴミに羽が付着し、正しく捨てるまでポイ捨て犯に付きまとわせる(例え火種が残っているタバコでも)環境にやさしいひみつ道具である。
ある日の学校の帰りにのび太がタバコをポイ捨てする男を見かけ注意をしようとしたが、威圧されてしまい断念する。
帰宅後にドラえもんにその事を相談するとドラえもんは、ゴム・カム・カンデーを取り出し、タバコをポイ捨てした男にガムを食べさせて懲らしめた。
翌日、自宅の庭に隕石が降ってきた。
調べると「ゴミダス星」から捨てられたゴミらしく、抗議する為にドラえもんとのび太はジャイアンとスネ夫としずかを呼び、宇宙救命ボートでその星に向かう。
到着したゴミダス星は、町にゴミがひとつも落ちて無い綺麗な星であった。
ドラえもん達は現地の住民のマイと言う少女(応募した視聴者をモデルにしたキャラクター)に出会い、事情を聞いたところ、なんとゴミダス星では「ポイ捨てすると逮捕される」と言うとんでもない法律が施行されていることが分かった。
(ちなみに現実でもシンガポールのように「不法投棄をすると罰金」という条例は存在する)
一方、事情を知らずに別行動をとっていたジャイアンとスネ夫が食べていたお菓子の袋ポイ捨てをしたため、逮捕されて「ゴミックスカンパニー」と呼ばれる会社に連行されてしまう。
慌てて助けに向かうドラえもん達は「石ころぼうし」を被って潜入した先で、驚くべき真相を目撃する。
何と庭に落ちてきた隕石の正体は、ゴミダス星のゴミを圧縮したものであり、それを宇宙にポイ捨てしている(いわゆるスペースデブリ)ことがわかった。しかも社長が悪徳議員に賄賂を渡して行っていた会社ぐるみの陰謀であった。
それに激怒したマイは思わず社長達を突き飛ばしたが、その騒ぎで見つかって捕まってしまい、ゴミを圧縮する機械の前に追い詰められてしまう。
万事休すと思われたが、ドラえもんとのび太は昨日使ったゴム・カム・カンデーを使って反撃に出た。
仲間達と共に会社中の社員達全員にガムを食べさせ宇宙に捨てたゴミを戻して悪徳会社を懲らしめる事に成功した。
その後、社長達は警察に逮捕され、ゴミを正しく捨てるまで労働させられる事になった。
無事にジャイアンとスネ夫を救出し、ドラえもん達は地球に帰還したのであった。