概要
別名:ゴリアテガエル。
カメルーンや赤道ギニアといったアフリカ大陸の限られた地域に生息するカエルで、黄土色の目と褐色のボディが特徴。山地の渓流に住み、魚類や虫を捕食する肉食性で、産卵期は6月頃。
旧約聖書におけるダビデ王に倒された巨人ゴリアテの名前を与えられている通り、体長は30cmほどのがっしりとした体型、足を伸ばせば80cmほどもある世界最大級のカエル。具体的に言うと現地人の肩から膝小僧ぐらいまでの大きさであると言えばその巨大さが伝わってくるだろうか。
ガマガエルよりでかいんだから、ジャンプ力も低いんじゃないの?と侮る無かれ、鍛えられた足腰から放つジャンプ力はなんと2m!こんなバカデカいカエルが顔の前にジャンプして来たらトラウマなんてレベルではないし、体重は3.3kgほどなのでぶつかったら結構痛そうである。
ちなみに明治時代のカレーに使われたあのアカガエルよろしく、食べる事のできる種類である。
なお、現地の人々は食用にするだけでなく、残った骨をお守りとして使う。
現在は食用にされ過ぎた為、絶滅危惧種に指定されている。
かの珍獣ハンターイモトがカメルーンを訪れた際、ここで出会ったカエルもこのゴライアスガエルである。
余談
Yahoo!きっずの図鑑では名前の由来がギリシャ神話の巨人に由来すると紹介されているが、概要で述べた通り、旧約聖書の巨人が由来なのでお間違いなきよう。
参考文献
「小学館の図鑑NEO両生類・爬虫類」(山川史郎/小学館 2009年)
関連タグ
ゴライアスハナムグリ:ゴライアスガエル以外の「ゴライアス」な生き物。