禍々しき波に呑まれしとき策をめぐらすはゴレ
概要
「黄昏の碑文」に登場する災厄、”禍々しき波”の五体目。『策謀家』ゴレ。二つの頭脳をもって共謀し、相手を排除するための最良の方法を画策する。
R.1
「あのさぁ...アイツむかつくんだよねぇ。」「そうだよねぇ..。」「殺ってしまいましょう!!」
二つの板のようなパーツから顔面が浮き上がり、それぞれが独立した意思を持つという奇妙な双子の八相。
カイトの誠意ある行動に打たれ、システム管理者であるリョースは遂に敵対していたヘルバと手を結んだ。彼らのサポートによりモルガナの化身、禍々しき波をエリアごと隔離、封じ込めてウィルスの拡散を完全に防ぐ「オペレーション・テトラポッド」が可能となり、その相手となった。
戦闘では上記の台詞のようにデータドレインと爆炎の共謀を放つ際にはなんと互いに喋る。
ランダム属性攻撃である「策謀の風刃」(一番HPの低いキャラを狙う)や「忍び寄る謀殺」といった強力な魔法攻撃放つので魔法防御が高いキャラと、各種属性が偏っていない装備にすれば戦いやすい。
片方が「物理耐性」、もう一方が「魔法耐性」を持ち、互いの位置を頻繁に交換するので他の味方が無駄な攻撃を繰り返してしまいがちになる。どちらの耐性かを把握し適切に指示を下そう。
またプロテクト値は共有しているので攻撃しやすい方を総攻撃すれば意外と早く片がつく。
「馬鹿な!我々ゴレがああぁ!!」
「そんな!私たちが.....どうして..」
ゴレを無事討伐したカイト達。スーパーハッカーとシステム管理者の尽力によりウィルスの拡散を防がれ、急激なネット浸食を妨げられたモルガナは初の敗北を喫し逃走する。
仲間たちが確かな反撃の手応えを感じている中、カイトは”全ては「黄昏の碑文」の内容に準えていた。”というハロルドが作った”ゲーム”の本当のルールに、とうとう気づいたのだった。
R.2
「とっとと離れんかい!!」「あうぅ...。」「ええか?さっさとアイツを倒すで!!」「うん!」
朔望の憑神として登場。シンボルカラーはピンクと青。
前作の面影といえば額縁のようになってしまった二つの板のパーツぐらいで、他はぬいぐるみ人形のような非常に可愛げのある姿となった。本体の大きさはスケィスの1.5倍ほど。
AIDAに感染していた朔がエンデュランスを奪われると思い込み、ハセヲを迎撃するために発動する。その時に望もつられるように覚醒した。
前作と同様に一対で一体の憑神でピンクの方が朔、ブルーの方は望が担当して操っている。
朔は主に物理攻撃でスケィスに応戦し、「痛恨の一撃」などでダイナミックに殴り掛かる。
望は攪乱担当で常にバブルを撒いて逃げ回り、攻撃を当てられなければ「楽園への招待」とゆう2体が共同で放つコミカルながらも手痛い攻撃を仕掛けてくる。
戦闘時も互いによく喋るが、プレイヤーの精神が幼いために策謀というよりは漫才に近いものとなってしまっている。
小説版の.hack//G.U.ではモルガナ・システムとしての役割についても言及され、人間の五感の一つである「味覚」を"高次の感覚"で認識しながら究極AIの成長へ還元するシステムであったことが語られている。
関連動画
『.hack』策謀家 ゴレ戦BGM
『.hack//G.U.』憑神 ゴレBGM ~Double Prayer~