カードテキスト
通常モンスター
星4/地属性/獣族/攻1300/守1300
サファイヤの眼を持つけもの。
幻影を見せ、混乱したところを攻撃。
概要
サファイヤ・リサークとは遊戯王OCGにおいて第1期に登場した通常モンスターの下級モンスターである。
名称指定の融合素材でもなく、攻守の値が同一で当時の獣族としては異質な容姿であるということ以外にこれといった特徴はない。
獣らしからぬ姿だがテキストにはしっかり「けもの」と記されているほか、獣族に関する効果を持つ速攻魔法「百獣大行進」のイラストにも描かれている。
なお「サファイヤ」とは言うまでもなくサファイアのことであり、いわゆる表記揺れの一種である。
ゲーム作品において
OCGでは地属性だったが、翼を持っているためか召喚魔族は風魔族に設定されている。
融合召喚システムが導入されている一部の作品では、そのあまりに獣らしかぬ姿から、獣族と特定の種族や召喚魔族のモンスターとの融合で出せるモンスターの融合パターンの一部からは除外されてしまっている。
またDM4においては、以下のような要素を持つことから比較的有用なカードとなる。
●獣族及び召喚魔族が風魔族の下級モンスターとして最高の攻撃力・守備力を持つ。
●森フィールドで強化される下級モンスターとして攻撃力がタイガー・アックスと並んでトップタイ。
●攻守合計値2600は作中の下級モンスターとしては、合計値2550のレオ・ウィザードをも凌ぐ最大値。
ただし風魔族は得意な土魔族に強いモンスターが少ない上に、苦手な森魔族は種類数が多く、少なくともキャンペーン序盤では魔族相性でやられまくるかなり使い辛い不遇な召喚魔族なのであまりお勧めはできない。
対人戦でも土魔族の仮想敵が岩の戦士やトラコドンといった荒野フィールドで強化される一部のモンスターくらいしかいないのでは厳しいだろう。
一応森デッキに採用し得るスペックではあるものの、召喚魔族が弱いと攻撃力1300と1350の間には見た目以上の大きな差があるということを痛感することになる。
「幻影を見せ、混乱したところを攻撃」というテキストが活かされたゲーム作品も存在せず、継承されし記憶にも救われなかった不遇なモンスターの1体と言える。