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シマ(いだてん)

たいがどらまいだてんのしま

「シマ」とは大河ドラマ「いだてん」に登場する架空のキャラクター。本作品の「女性のスポーツ」を象徴する存在。
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概要編集

シマ」とは、大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」に登場するキャラクターである。


架空のキャラクターであり、本作品の「女性のスポーツ」を象徴する存在である。


なお初登場時には役名に名字が無く、ファンからは「シマちゃん」もしくは「シマちゃん先生」と呼ばれる事が多い。

結婚後は名字が付いた「増野シマ」が正式名称となる。


またpixivではタグとして「シマ」もしくは「シマちゃん」が使われる事が多いため、検索の際は、

「いだてん」+「シマ」

で探すと作品が見つかりやすい。

そして「シマ」、「シマちゃん」タグは他作品のキャラクターにも使われているため、

シマ(いだてん)」タグを使うとわかりやすい。


解説編集

 演:杉咲花

初登場は「三島弥彦の家である三島家の女中」であった。


スポーツへの情熱を理解されず、家で孤立していた弥彦を理解し応援しつつ、母・和歌子の「隠された想い」に気付き、親子の仲を慮り、

和歌子が新橋駅に弥彦を見送りに来た時にはその介添えをしていた。


また「金栗四三」とは、四三が三島家へテーブルマナー講座を受けに来ていた事から知り合い、

どうして走るのですか?

と金栗に問うたりしていた。


「スポーツが好き」であるが、「おなごはスポーツをやらぬもの」と諦めていた。

しかし弥彦から、


日本もいずれ西洋のように

女子のスポーツが盛んになるかもしれん


世の中が変わればな


この言葉を受け、「自分の道」を歩み始める事になる。


三島家の女中を辞し、ミルクホールで働きながら「東京女子高等師範学校:東京女高師」を目指し、入学する。

そしてたまたま下宿先の前の家が黒坂辛作の足袋屋「播磨屋」であり、そこに下宿していた金栗四三と再会。

四三はシマを、シマは四三を見守って行くことになる。


やがて東京女高師に入学し、

永井道明」、そして「二階堂トクヨ」の教えを受ける。

「女子スポーツ」を志す事に、嘉納治五郎たち男性や、更にトクヨからも反発を受けてしまうも、トクヨが目指す「女子の体育は女子の手で」の考えに感銘を受け、改めて「女子の体育とスポーツへの道」を歩む思いを強くする。


ところが、トクヨから「自分の代わりにお見合いを受けてちょうだい」と願いされた事からその人生が変わる。



東京女高師を卒業し、「竹早女学校」へ赴任したシマは、まあいろいろとあったが(笑)、同じく竹早に赴任した四三の助けを受け、生徒たちを「女子スポーツの道」に進ませた。

【いだてん】21話『櫻の園』感想【大河ドラマ】


そして見合い相手である「増野」から求婚され躊躇うも、「シマの仕事とスポーツへの情熱」に対する増野の理解を得て、増野と夫婦になり、娘・りくを授かる。


結婚し、子どもを授かり、艱難辛苦がありつつも、嘉納治五郎など男性たちからの「女子のスポーツ」への理解も得られ始めた。

そんな矢先の事だった。



大正12年9月1日。

関東大震災」が発生。

シマは夫と娘を残し、行方不明となってしまう。


金栗四三が思い付いた「復興運動会」。

反発がありつつも、シマを含めた「行方不明になった人たち」を探すために開催される事になった。


運動会の最中、やってきた一人の少女「人見絹枝」。

生前のシマが岡山で出会い、その「スポーツアスリートとしての素質」を見込み、四三の主催で東京で開催された女子陸上大会出場への誘いの手紙を書いていたのだが、その時は不参加だった。

しかし、絹枝はその手紙に少しずつ心を動かされ、岡山の競技会で、走り幅跳びの日本新記録を打ち立てた。

そしてそのお礼がしたいと上京したのだった、が。



シマからの手紙の言葉と共に、人見絹枝が走る。


   女子の陸上は まだ世界でも認められていません

   だけど私は あなたの走る姿を世界中に見せたい


   あなたの走る姿を見て

   あなたのようになりたいと願う女の子が

   1人でも現れたら


   それこそが女子スポーツの未来を開くのです


こうして人見絹枝は走り始めたのである。



この後シマは「いだてん」における「女子スポーツを目指す女性たちの象徴」となる。


人見絹枝、前畑秀子、そして「東洋の魔女」。


自らの身体で闘う女性アスリートの傍らに、シマは寄り添い続けていった。


「五りん」との関係:重要ネタバレ編集

以下「いだてん」の物語に関する重要ネタバレのため、空欄を設ける。
























「女子体育スポーツ編」に入った頃から、「シマの物語」は五りんが担当するようになっていった。


そして「シマが結婚する」くだりで、五りんは「増野の男前ぶり」に、噺の最中に目に涙を浮かべ、涙声で噺をした。


古今亭志ん生が「関東大震災」の噺をした時に「表情の無い顔」で聴く五りん。


そしてその後

ああ、祖母が被災したみたいです

と言い、手元に出した白黒写真。


その中に写っていた花嫁は、シマであった














 






実は、五りんはシマの孫である。


ここから先は、どうやって五りんがこの世に生を受けたのか。

もう一つの『いだてん』の噺」となっていく。


「シマ」はどうして創られたのか編集


実は金栗四三人見絹枝を繋ぐ為に「シマ」というキャラクターが生み出された


そして物語の創作の過程で三島弥彦金栗四三二階堂トクヨ人見絹枝と、様々な登場人物と関わっていくうちに

『いだてん』における女子スポーツの象徴」となっていったのである。


「いだてん」第2章 女子体育のカギは杉咲花!シマは最重要創作キャラ 四三と人見絹枝“橋渡し”― Sponichi Annex

「いだてん」存在感際立つ杉咲花 “傑作”宮藤脚本に重圧「面白さを伝えなければ」―Sponichi Annex


またキャストの杉咲花は自身のInstagramに「シマ」に関する話題を多数投稿している。


杉咲花Instagram「シマさん、どうかお幸せに。…

Instagram「大河ドラマいだてん、是非ご覧ください。…️」

杉咲花Instagram「こんなにも、ドラマを見てくださった方々が…」


関連タグ編集

女子 スポーツ


女中 女学生

教師


悲劇のヒロイン


象徴

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