現在では、多くの店舗が業態を変えたり廃業したりしたため往時ほどの知名度はないものの、東京地区などに数店舗残っている。
概要
読んで字の如く牛乳を提供するために誕生した店舗である。当時国民の健康と滋養強壮のために牛乳の摂取が政府によって推奨されていたことが背景にあるという。
テーブルや椅子を置き、菓子や軽食なども提供する飲食店として各所に根差したものの、大正から昭和にかけてはコーヒーを出す「喫茶店」という業態が席巻し、多くが姿を消した。
迫に述べたとおり、東京など各地に何軒か残ってはいるものの、牛乳を主力あるいは専業とした店は既に無いとされ、喫茶店ないしカフェといった業態に様変わりしたという。
一方で、「(健康のために)牛乳を飲む」という文化は完全に定着し、街角や駅の中で飲み切りサイズの牛乳を販売するミルクスタンドは現在でも都市圏で目にすることができる。