解説
壁側の中でも「シャッター前」は、建物の外(ビッグサイトで言えばトラックヤード側)に長蛇の列の形成が前提となる極一握りの大手。わずか1%前後という最上位。
人気ゲームの公式絵師、覇権アニメ・漫画の原作者やアニメのお疲れ様スタッフ本が多く配置される傾向にある。
天上人という扱いなのか、イラストでは壁サークルに比べてあまりネタにされない。
コミックマーケットの場合、抱き枕カバーなど搬入できる量の少ない布物はサークル入場者のお使い分だけで既に売り切れ、アーリー入場でも買えないことも珍しくはない。
覇権アニメのスタッフ本も凄まじい混雑となる。
悲しきかな、転売ヤーに目をつけられることも少なくない。
列の形成
コミックマーケットの場合、列の形成はサークル入場時刻(7:30)から多少時間が経ったあたり(8時前後)から外に出るシャッター前に列が形成される。9時前後に開いたシャッターから各サークル毎の列が形成される。
言うまでもなくアーリー入場(10:30)より前には列が形成されていることになる。なので午前入場(11時ごろ)にはもう人気のものは売り切れていたり、並べても凄い時間がかかることも珍しくない。
有名なサークル
竹箒
奈須きのこの同人サークル。TYPE-MOONファン垂涎の本である。
wadamemo
Fate関連のイラストを多く手掛けているワダアルコの同人サークル。
上海アリス幻樂団
東方の原作サークル。
表現の自由を守る会
魔法先生ネギま!等で有名な元漫画家の参院議員、赤松健のサークル。現在は議員活動に関する本を出している。
ウラシマモト
シン・ゴジラの同人誌の件で有名。庵野監督の盟友かつ同級生として、映画で庵野作品が人気を博すとつられて爆発することが多い。
翡翠亭
かつては和泉つばすの翡翠亭が有名だった。あまりの列に悲惨亭などのあだ名がついた程。サークルに並ぼうとした人の靴が落ちている等の逸話に欠かない。
2010年代後半にはエロゲ最盛期に比べて落ち着いたが、それでも人気がある。