通常、商店街には商店などの店舗が多く見られ、それらは定休日や災害・正月などの特別なことがない限りは営業を行っている。
ところが、過疎化やドーナツ化現象などの影響により、その街並みに変化が見られる状態となったものをこう呼ぶ。
具体的には
シャッター(何枚もの細長い部材をすだれのように連接した戸に仕立て収納可能にしたもの、「鎧戸」とも)が閉じている、あるいは店舗内が営業していないことが明らかな状態となった建物が立ち並び、むろんその状況では行きかう客もほぼ存在せず、さながらゴーストタウンのようになってしまった状況である。
これは基本的に過疎により発生するが、地方都市においては郊外あるいは周辺都市に大型ショッピングモールなどが建設され、それまでの商店街・小型のスーパーマーケットも含めて魅力を失い、それによる買い物客の減少の結果起こることとしても知られる。
そもそも店主が店を閉めても生活が成り立つ資産があれば店を閉めたところで困ることはないのでほったらかしにされ、店舗兼住宅でそこに住んでいる場合はそのまま住宅として使われてしまうため再開発や再利用が進まない、細かく分かれた権利関係がややこしい、店自体バラバラなので商店街としての意思の統一が困難、といった店側の事情も山積み。
拡大すると、お年寄りを中心に買い物難民(すなわち「行動半径に買い物ができる店のない状況」)が発生する。そして落書きが放置されている状況になると末期とされる。
また夜のお店ばかりで昼間やっていないところでも発生する。