概要
『Fate/Grand Order』にNPCとして登場するキャラクター。
イベント『ぐだぐだ新邪馬台国』にて、壱与に保護され彼女と共に行動をとる謎の少年。
記憶も朧げで、「シュシャ」という名も「そう呼ばれていたと思う」と曖昧に答えている。
遠い場所に「大切な何か」が待っているから其所へ帰らなければいけないという目的を持っており、その場所が魂の行き着く場所である「ニライカナイ」であると壱与は推測。カルデア一行は彼を送り届ける方針で行動を開始することになる。
人物
一人称は「シュシャ」。
茶髪に金髪が混ざった髪を持つ少女ともとれる中性的な容姿をしており、黄色の身なりのいい服を着ているが所々が破けて焦げついている。
また、語尾に「〜もん」と付ける特徴的な喋り方をする。
理由は不明だが三成一派に素質のある生贄として狙われている。特殊な力を持っていないが、主人公一行が「過去の記憶を基に悪夢を見せる呪術」を受けた際、壱与や信長達でさえ悪夢から目覚めるのに時間と体力を大幅に消耗したのに対し、彼は沖田オルタと共にすぐに目を覚ましていた。
呪術で見ていた悪夢は「大人同士の言い争いが喧嘩に発展した光景だった」とのことだが……
関連タグ
以下ネタバレ注意
プロフィール
※ このプロフィールは本百科の推測であり公式によるものではないため注意。
真名
その真名は『捨』。後世には『鶴松』とも呼ばれる、秀吉と茶々の第一子である。
夭折した後、魂はあの世を彷徨っていたが、秀吉を怨む千利休によって「祖の獣」の生贄に選ばれ、特異点「新邪馬台国」へと誘い込まれた。
なお、享年は2歳だが、特異点では10歳未満の姿をとっていたこともあり、母親である茶々や豊臣の家臣である三成も利休が暴露するまで気づかなかった。
上述の悪夢を見せる呪術からすぐに脱出できたのも物心が付く境で亡くなっていた為、沖田オルタと同じく悪夢の材料となる生前の記憶を殆ど持っていなかったからというのが真相であった。
「シュシャ」という仮の名前もその由来とされる「取捨」、或いは「捨」という漢字を2つに分けた「手舎」から来ていると思われる。
関連人物
生前
父親。本当に父であるかは現実世界では諸説あるものの、こちらの世界では実父らしく髪の毛の色にその面影がある。本人に一切罪は無いが、彼の早死が跡取り時に秀吉が引き起こした惨劇に繋がることに……
茶々(淀殿)
母親。捨の中性的な顔つきは茶々譲りの模様。
彼が幼くして死んでしまった事は茶々にとって痛烈なトラウマとなっている。
物心が付く境の年齢で亡くなっても母のことは憶えており、特異点で再会した際は生前より幼い「茶々」としての姿であったがすぐに「母様」であることに気付いていた。
弟。彼よりもすぐに死んでしまう(というか、彼が生まれる前)も、彼に対しては兄の意識があり、上述のニライカナイで待っている「大切な者」の正体であった。
Fate/Grand Order
カルデア一行が特異点に来る前から一緒に行動していた邪馬台国の二代目女王。
共に三成一派に狙われていた。
彼から見たらノッブは大伯母(史実では大伯父)にあたる人物。
「新邪馬台国」に到着直後のカルデア一行の中で真っ先にノッブに接触していたことから、無意識に彼女が近親者であると感づいていたのかもしれない。
劇中では、気安く接してくる彼にノリツッコミもしながら相手をしていたが、最後の姿を見届けた際に「織田の血」を感じたのか「弟の秀頼共々見事なものじゃ」と称賛していた。
「新邪馬台国」にやって来たカルデア一行の一人。目的地に向かう際、おんぶしてあげようとするも何故か彼に避けられてしまう。終盤では彼女から事前に解毒用のお茶を渡されており、主人公達が牢屋から脱出するまでの生命維持に繋がった。
なお、生前の沖田は彼と同じく病弱だったことが死因である。
「新邪馬台国」にやって来たカルデア一行の一人で彼の母である茶々とはカルデアで一緒に行動する事が多い。初対面時に沖田オルタから「母の匂い」がした為かすぐに懐き、仲良しになる。なお、彼は「オルタが今まで偉いことを沢山してきた 」事に気づいていたらしい。
主である沖田オルタの相棒であり喋る刀剣。喋る剣という珍しい存在である為、シュシャは興味津々であった。終盤では「シュシャを無事に目的地へ送り届ける」という沖田オルタとの約束及び主人公達の危機を救うため行動を開始する。
後半シナリオにて増援で駆け付けたサーヴァントの一人。儀式から救った際、その中性的な容姿故にシュシャを女の子と間違えてしまう。一方、シュシャからおじさんと言われ凹む場面も。
ちなみに斎藤のデザイン担当池澤真氏は、シュシャのデザインをしている津留崎優氏の旦那さんであり、上述の場面は夫婦でデザインしたキャラ同士による絡みという事になる。
上述の通り、秀吉に「弱者達が受けた苦しみ」を味合わせるため、「祖の獣」復活の贄として利用される。だが、利休自身は捨個人に恨みを持っておらず終盤のある人物からの説得と主人公との対話の後、彼を無事に解放した。
今回のイベントでは会わなかったもう一人の身内で大叔父にあたる人物。
直接的な関りは無いが、彼が大百足退治に使った矢鏃を子孫の蒲生氏郷が刀に仕立て直し、生後30日の祝いとして鶴松に贈呈したと言われている。余談だが氏郷は利休の弟子の一人である。
余談
- 初対面時に沖田を避けた理由は不明のままだったが、劇中では無意識に気付くような場面がいくつかあったので生前の芹沢や土方と同様、彼女の「得体の知れないナニカ」を感じ取ったのかもしれない。