概要
アニメDMのオリジナルキャラ、レオンが使用するフィールド魔法。
OCGテキスト
フィールド魔法
このカードのコントローラーは自分スタンバイフェイズ毎に
デッキの上からカード10枚を裏側表示で除外する。
除外できない場合このカードを破壊する。
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
「シュトロームベルクの金の城」のカード名が記されたモンスター1体をデッキから特殊召喚する。
この効果を発動するターン、自分は通常召喚できない。
(2):相手モンスターの攻撃宣言時に発動する。
その攻撃モンスターを破壊し、その攻撃力の半分のダメージを相手に与える。
アニメテキスト
●スタンバイフェイズにデッキの半分のカードを墓地に送る。
送らなかった場合にこのカードを破壊する。
●自分のメインフェイズ1にデッキよりランダムに
LV4以下のモンスター1体を表側攻撃表示で特殊召喚する。
●このカードがある限り、モンスターの通常召喚は行えない。
●この効果によって特殊召喚されたモンスターと、
相手フィールド上のモンスターはお互いのターンで戦闘を行わなければならない。
●攻撃してきた相手モンスターは、
その攻撃力の半分のダメージを相手プレイヤーに与えて破壊される。
●このカードは魔法、罠、モンスターの効果によって破壊されない。(※)
●このカードの維持コストは相手プレイヤーが払う。(※)
(※)この2つのテキストは作中における実際のカードには表記されていなかった。
解説
デッキを大幅に削るデメリットが痛いが、鉄のハンスをリクルートして聖騎士の追想イゾルデに繋げて手札を消費するどころがアドバンテージを稼げる点が魅力。
ヘクサ・トルーデでこのカードを処理してデメリットを回避したり、デメリットを逆手に取って紅蓮魔獣ダ・イーザを大幅に強化させるコンボも可能。
また、疑似空間で効果だけコピーしたり、効果を使用後に別のフィールド魔法と張り替えるなど、リスクを回避する方法もある。
アニメ版
元々はジークが所持していた公式大会で使用不可能なプロモカードで、後に海馬コーポレーションにウィルスを与える為にレオンに渡していた。
プロモカードなので本来なら使用してもデュエルディスクが認識しないはずなのだが、ジークは海場コーポレーションのサーバーをハッキングしてこのカードをデュエルで使用可能にした上、同時にこのカードがデュエル中にフィールド上に存在する間機能し続けるコンピュータウィルスをセットし、海場コーポレーションのデータの破壊を企んだ。
この事をこのカードの発動後に知ったレオンはサイクロンで自らこのカードを破壊しようとするが、ジークはカードテキストのデータにも密かに手を加えており、カードの効果で破壊されない上に莫大な維持コストというデメリットを相手に押し付けるというカードに表記されているテキストに無い処理が付け加えられていた。更にはレオンが場にこのカードを残した状態でサレンダーしたとしてもコンピュータウィルスは止まらない事が告げられ、2人はデュエルの続行を強いられる。
OCG版よりも強力な効果と耐性、さらには強制戦闘をさせる効果でブラック・マジシャン・ガールを破壊し、闇遊戯を追い詰めた。
最終的には遊戯がデッキ調整をして1枚に減らすことで維持コストが払えなくなり、そのまま自壊。モクバの奮闘もありコンピュータウィルスによる海場コーポレーションのデータの破壊も食い止められた。
この奇想天外な除去ぶりに遊戯の祖父である武藤双六と友人であるホプキンスは「カードは決して無敵ではない」「ゲームには思わぬ落とし穴があるもの」と語っていた。
余談
ちなみにこのカードの元ネタはグリム童話に収録されている「大カラス」という話であり、レオンが使用する他のカード同様童話をモチーフにしたカードである。
なお、アニメ版ではお互いのプレイヤーは通常召喚出来ない事がテキスト欄に書かれているが、(本来のテキストを無理矢理改変した事でシステムにバグでも発生したのか)作中では実際にはレオンも遊戯も通常召喚を行っている。