海(遊戯王)
うみ
その「海」は激流となり、新たな伝説を語る。
文字通り海を展開するカードであり、水にかかわりのある魚族・海竜族・水族、さらに雷族のモンスターをパワーアップする。
原作遊戯王における『王国編』での海のフィールドパワーソースをカードで再現したものである。
遊戯王OCGの最初期におけるSTARTER BOXに収録されたフィールド魔法。
遊戯王OCGの中には『サイボーグ・バス』や『メタル・フィッシュ』のように魚がモチーフの機械族モンスターもいるのだが、そいつらも当然弱体化するし、特に水陸両用と名の付く『水陸両用バグロスMk-3』すらも弱体化してしまう...。
逆に炎属性の『ファイヤー・クラーケン』や『ラヴァルバル・チェイン』、『軍貫』モンスター、炎属性『スプライト』モンスター、『灯魚』は強化される珍事がおこる。
OCGではフィールド魔法として使う機会は激減しているが、この「海」のカードからしばらく後に登場した「伝説の都 アトランティス」を始めとする『ルール上「海」として扱う』のルールの影響で、フィールド「海」を中心としたデッキが組まれるようになった影響で、このカードを条件として必要とするカードが豊富となっている。
2016年末まででも10種類とかなりの豊富さであったが、2017年のマキシマム・クライシスで3種類、デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編-で4種類が増え、2021のデュエリストパック-深淵のデュエリスト編-で急に7種類、Vジャンプ付録に連動枠での1種類が増えている。2024年現在で実に25種類近くにも上る凄まじきサポート量である。
非常に特殊な効果外テキストであり、そのルールに則ってこのテキストの記されたカードは本物の「海」と同一のカードとなるので、全部まとめて3枚までしかデッキに入れる事はできない。
例えば1つのデッキに「海」を2枚、「伝説の都 アトランティス」も2枚同時に投入したりしてはいけないし、全種を1つのデッキに全て投入することはルール上不可能となる。
カードの効果などでカード名を宣言する際にも「海」を選ばなければならないが、逆に言えば海と扱うカード全てに適用できるという事でもある。なお、テキストの都合による例外中の例外も存在する。
なお、「海」自身はあまり採用されず、伝説の都 アトランティスなど代替カードが使われることが多い。
フィールド魔法以外でも海のカード名を得る永続魔法・永続罠カードやフィールドを海という状態にする効果を持つモンスターカードも登場している。
両者ともに海の条件を満たすためにその扱いにするという点で似ており、海本来の効果は適用されない。
また、NEXで進化したネオスの派生融合モンスターのように『ルール上「〇〇(同名とするカード)」としても扱うカード』という同名だが同一じゃないカードも存在する。
効果モンスター
レベル2
レベル3
レベル4
レベル5
レベル7
PS2版専用ゲーム『遊☆戯☆王 真デュエルモンスターズII 継承されし記憶』にも登場しており、そちらでは攻撃力・守備力の上昇値が500に増え、『海の恩恵を受けるモンスターを移動させる時に通常1マスの所を2マスまで移動できる』という移動ボーナスの効果と『OCGのように機械族・炎族モンスターのモンスターを攻撃力・守備力を500ダウンさせる』という弱体化効果も持っている。 継承されし記憶では海以外のフィールドでは、得意とする種族や苦手とする種族が追加されたのに対し、海は得意とする種族も苦手とする種族も追加されなかった。
フィールド魔法
【条件】なし
【効果】このカードがフィールドゾーンに表側表示である限り、
お互いのフィールドの表側表示モンスター(魚族・海竜族・雷族・水族)の攻撃力・守備力は200アップし、
お互いのフィールドの表側表示モンスター(機械族・炎族)の攻撃力・守備力は200ダウンする。
海竜神:前述の継承されし記憶を含むゲーム作品では『フィールドを海に変更する』という特殊効果を持ってることが多い。