概要
ラヴァルバル・チェインは、遊戯王OCGデュエルターミナル第13弾で登場した海竜族のエクシーズモンスターである。任意のカードを墓地へ送る効果と、デッキトップを操作できる効果を持つ。
テキスト
エクシーズ・効果モンスター(禁止カード)
ランク4/炎属性/海竜族/攻1800/守1000
レベル4モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●デッキからカード1枚を選んで墓地へ送る。
●デッキからモンスター1体を選んでデッキの一番上に置く。
解説
打点は下級アタッカークラスだが、キーカードを簡単に手札に呼び込んだり、墓地に送れる強力な効果とデュエルターミナル出身のカードなので、高値で取引されていたカードである。
後期は再録により相場価格が落ち着いている。
墓地利用デッキ定番のランク4エクシーズモンスターであり、
「任意のカードをピンポイントで墓地へ送る」効果が多くのデッキで重宝された。
定番モンスターを落とす場合でも制限カードの「おろかな埋葬」と同じ効果であり、数々のコンボ始動パーツとなりうる。
カオスやダーク・アームド・ドラゴンの召喚条件を満たす為の調整と言った簡単なものから、インフェルニティの様な大量展開コンボ始動にも使える。
この効果では魔法・罠も落とす事が出来るが、こちらを役立てられるデッキもそれなりに多い。代表的なものにはジェムナイト(ジェムナイト・フュージョン)、出張ヴォルカニック(ブレイズキャノン・マガジン)が代表例となるだろう。
デッキトップに置く効果はモンスターのみであり、有効に使えるデッキは少ない。
ドローするカードと組み合わせて擬似サーチといった汎用的なものもあるが、やはりインフェルニティにおいて「トップデーモン」の状況を作り出せる点にあると言っていい。
これだけの事が出来るカードなので、先攻ワンキルや封殺展開を作りだす原因であるのも事実。
例:
インフェルニティ…反撃不可能な先攻大量展開ソリティアはもちろん、射出系バーンダメージによる先攻ワンキルも
影霊衣などの儀式系デッキ…確実に儀式魔人リリーサーを落として素材にし、相手の一切の特殊召喚を封じる。
EM系ペンデュラムデッキ…グローアップ・バルブ+地属性レベル4(EMペンデュラム・マジシャン等)で、永続的に魔法カードの発動を無効化出来る[[ナチュルビーストのS召喚
先攻ワンキル以外は元からそれが特色の1番目、儀式の事実上の切り札でもある2番目はともかく、3番目の行動がその手のデッキでも無いのにできてしまう事が問題視されたのか、2016年4月において一気に禁止カードになってしまった。
上記の通り、ファンデッキからガチデッキまで広く使われていたこのカードの禁止で死に絶えたデッキは多い。