あ・れ・は
なんなんじゃ なんじゃ なんじゃ
にんにんじゃ にんじゃ(にんじゃ)
かくれんじゃ にんじゃ にんじゃ
忍者戦隊カクレンジャー
概要
スーパー戦隊シリーズの第18作目『忍者戦隊カクレンジャー』のオープニングテーマ。正式タイトルはスペースのある「シークレット カクレンジャー」。
作詞:冬杜花代子、作曲:都志見隆、編曲:山本健司。
歌っているのはトゥー・チー・チェンという人物だが、これは作曲担当の都志見隆の中国語読みであり、結果的に作曲と歌を兼任している。
本来は誰か別の声優が起用されるはずだったが、制作側が都志見氏の歌ったデモテープを気に入ってそのまま氏が担当になった。この謎の名義はその際に本来歌手でない都志見氏が旅行に行ったときに書いていた「中国語読みの自分の名字」を名義に使う、という形で主題歌の歌の依頼を受けたという経緯があるのだとか。
『忍者戦隊カクレンジャー』が忍者モチーフの作品のためか、鼓や拍子木、三味線などの音色を取り入れた「和」をイメージした曲調となっている。また、歴代のオープニングでは最もテンポが遅い。
歌詞はカクレンジャーの姿を目撃した第三者の視点を主体としており、その内容を(極端に)まとめると、「好きな女の子といい雰囲気になっていた第三者の元に突如カクレンジャーが一陣の風となって現れ2人を吹き飛ばして去っていき、彼はその後カクレンジャーから女の子を口説き落とすための忍術を教わろうとする」というものになっている。
スーパー戦隊の秘密組織としての側面を歌った珍しい曲であり、歌詞の中で道徳を説かず、鼓舞の言葉をかけることもない主題歌は後にも先にもスーパー戦隊シリーズでは中々類を見ない。とにかくミステリアスな歌詞のため、意味が分からないという声も聞かれる。
また、出だしのコーラス「かくれんじゃ にんじゃ にんじゃ」は、本作のタイトルコールも兼ねる。この事例は、スーパー戦隊シリーズのオープニングでは珍しく、ダイナマンの例があっただけである。その後2000年代になると採用例が増え、ゴーバスターズなどそもそも無い例も出てきている。
2022年現在、スーパー戦隊シリーズのオープニングテーマとしてはフルサイズがフェードアウトで終わる唯一の楽曲である。
2024年8月に配信された中年奮闘編のオープニングムービーは、TVシリーズの場面を交えての新規映像となっている。
関連タグ
ニンジャ!摩天楼キッズ:ED曲
五星戦隊ダイレンジャー→シークレット カクレンジャー→オーレ!オーレンジャー