概要
国際警察捜査官の狼士龍の秘書である女性。
普段は狼に狼家の「逮捕学」の巻物を渡したり補佐的な役割が多いが有能な捜査官であり狼のサポートを完璧にこなす。
狼よりも論理的な証言をし、かつ内容もはっきりしている。
しかも狼と一緒にサングラスを外したり、二人で指さしポーズをキメたりと一層狼を引き立てていた。
常時無口でポーカーフェイスであり、年齢不詳と謎の多い女性である。
普段からサングラスを着用しているが美雲曰く「似合わない。」とのこと。
pixiv内では狼とともにイラストを描かれることが多い。
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※注意!この下の内容には『逆転検事』最終話の重大なネタバレが含まれます。
謎に包まれた美女
「またしても…アナタに見破られちゃうなんてねぇ… 」
「アハッ…。最高にゾクゾクしたわ、御剣くん!」
その正体は7年前一条九郎と真刈透を殺害した弁護士の葛氷見子。
葛氷見子という名前も偽名であり、密輸組織の命令により弁護士として偽名を名乗り警察内にスパイとして侵入していた。従って「KG-8号事件」の被害者の葛由卯子との血縁関係もない。
一条検事が、KG-8号事件の真相を探る中で密輸組織とその首領の正体に接近しすぎたためこれを殺害した。御剣らによる捜査に対しては、真刈被告との相打ち、続いて糸鋸刑事にしか犯行が行えないという完全犯罪を演出する。真相を御剣に暴かれた直後に自分こそがヤタガラスだと主張して現場から逃走して失踪。
『検事』第5話の序盤でマニィ・コーチンの殺害容疑を美雲に押しつけようとするが失敗、中盤での御剣との対決の際にポーカーフェイスだった「彼女」が元の「葛」のように爆笑するところより正体が周りに露見。コーチンの殺害も葛にしか行えないことが証明される。
対決の後、完全に葛本人と特定された後も美雲を人質にし逃げ延びようとし、馬堂に銃を撃たれそうになるも上司の狼によって守られると同時に「部下のけじめは、俺がつける」と取り押さえられる。その後御剣たちに証拠品のかんざし(ボウガンの矢)を渡し連行された。
『検事』第5話においては直接殺人こそ犯してないものの真犯人の殺人を幇助していた。
第4話において彼女は自分を「ヤタガラス」だと名乗っていたが、「ヤタガラス」とは彼女と馬堂一徹、一条九郎の3人構成のチームで「弁護士」「検事」「刑事」とそれぞれの特性をうまいこと利用して完全な形で情報を盗んでいた。
逆転シリーズにおいて美柳ちなみと綾里キミ子と並ぶシリーズ有数の悪女として挙げられることも多い。
余談
・彼女の年齢は7年前は22歳であったため検事当時29歳、狼は27歳なので意外にも狼より年上である。ただし年齢詐称の可能性もある為真相は未だに謎のままである。
・逆転検事2は預かっていた掟の巻物を狼自身が広げるようになっている。
・何と「シーナ」と言う名前も実は偽名で、このキャラが登場するまで『逆転裁判』シリーズ唯一の正体と本名が最後まで謎の犯人だった。