CV:ヤシロこーいち(Youtube版)、斉藤壮馬(アニメ版)
概要
後に佐竹博文の恋人となる根岸千恵が大学時代に長期の世界旅行に出かけていた際、偶然旅先で出会ったオーストラリア人男性。アニメ版では口笛を吹く癖がある。
当初は日本好きの気さくな青年のように見えたが、その本性は(好みの)女性に暴行を加えてその女性の悲鳴を聞くのが大好きなサディスト。しかも、それだけにとどまらず、好みの女性と会うためならたとえ国を越えてでも追い続けてくる、いわゆる国際ストーカーでもある。
ヒューマンバグ大学の世界ではあくまで単発キャラとしての登場だったが、後にヒューマンバグ大学アニメ化作品、『ヒューマンバグ大学~不死学部不幸学科~』に登場することが発表された。
アニメでは更に銃を使って千恵を追い込んでおり、ストーカーというよりは最早サイコキラーとしての面が強調されている。そしてとあるレストランにて千恵と佐竹を追い詰めるも、そこである集団ヒステリー現象に巻き込まれたことにより取り逃してしまった。
余談
彼のフルネームが判明されたのは実はアニメからである。
登場回
本編
アニメ版(あらすじ)
関連タグ
吸血王:中の人、金髪碧眼繋がりの悪役。ただしこちらは一ボスキャラである。
※ヒューマンバグ大学~不死学部不幸学科~よりネタバレ注意!!※
実は、彼こそがアニメ版における全ての元凶というべき存在である。
彼の正体は、実は国際的犯罪シンジケートのボスの息子であることが判明された。
猟奇的殺人を好み、気に入った人物を徹底的に甚振らせ地の底まで追い続けるストーカーでもある事が情報屋の伍代から暴露された。
そして更に彼から始まった驚くべき事実が大量にあったのだ。その中を抜粋すると…
- 佐竹が死刑囚になった理由は人質にされた千恵を助ける為に殺人放火魔の身代わりにされたからである。(更に浮気をしたから殺したというのも嘘である。)そして佐竹が真実を出せなかったのは刑務官の中にジャックの手下が紛れ込んでおり、その男に千恵を盾に動きを封じられていた為である。
- 殺されたはずの千恵が生きているのは上記の通り本人ではなく、身代わりにされた友人二人が犠牲にされたからである。
- 悪徳警官の青林隆雄が佐竹を襲ったのは、ジャックの差し金であったからである。
- 飛行機が突如爆破したのもジャックの組織による万が一の仕込みが行われていたからである。
- テロリストの幹部であるケンゾー・マジードが何故佐竹に執着しているのかと言うと、上司であるジャックの命を受けていたからである(そしてケンゾーは任務失敗による制裁として病院でジャックに銃殺されてしまった)。
- 最後にこれらをした理由は、初めて会った時の復讐の為である。
…等と、この内容を見てジャックがどれだけ危険すぎる男なのかもよく分かる。
故にジャック登場時に聞こえる彼の口笛は一種の恐怖演出となっている。
そして遂にジャックは千恵を見つけ出し、彼女を攫っていき、佐竹に復讐のデスゲームを仕向けることになる。懸賞金目当てに襲い来る荒くれ者やジャック配下の刺客達、そして更に襲い来る不運の連続を、鬼頭を始めとする佐竹を慕う者たちの助けを借り辛くも突破する。
そして死の淵に立たされながらもジャックの待つ屋上に到達し、佐竹は怒りの鉄拳をぶちかましジャックを昏倒させる。…しかし、佐竹は傷付いている上にごく普通の一般人。外道の顔面を陥没させ、完全に行動不能にさせることは出来なかった。そして佐竹達が再会を喜んでいる隙を付きジャックは凶弾を放つ。
その弾丸は、無情にも佐竹を庇った千恵の胸を直撃してしまった。
そしてジャックはそんな彼等の姿を嘲笑い、部下の操縦するヘリコプターで悠々と逃走を果たしてゆくのだった…。
しかし、ここで二つの誤算があった。
一つは、銃弾を受けた筈の千恵が殆ど無傷だったことだった。
実はジャックが千恵を攫う際、嫌がらせとして胸ポケットにシュークリームを突っ込んだのだが、そのシュークリームに含まれるカスタードはダイラタンシー流体の為、強い衝撃を受けると固まる性質があった。その為防弾チョッキの役割りを果たし、千恵は大事に至らなかったという訳である。皮肉にも、自分が千恵にした嫌がらせが結果的に千恵の命を救う結果となってしまった。
とは言え、シュークリーム一個で銃弾を防ぐと言うことは本来明らかに無理がある話であり、その場に居合わせた教授は「これはバグとしか言いようがない」と呟いており、千恵は「誰かさんの悪運が乗り移ったのかもね」と冗談混じりに語っていた。
もう一つは、本来部下が乗っているはずのヘリコプターに伊集院と流川が乗っていたと言う事だった。
実は伊集院は佐竹事件の犠牲者となった青年である神林の母親から、もし息子を殺めた犯人が本当に生きているのなら地獄を味合わせて欲しいとの依頼を受け、調査に動いていた。その結果、伍代の情報により真犯人が佐竹ではなくジャックである事を突き止めていた(尚、ターゲットが追加される例はあれど、何気にターゲットが当初の人物とは全く異なる例はこれが初だったりする)。そしてジャックの父親が仕切るマフィアを壊滅させ、ジャックの父親を尋問する。ジャックの父は息子を平然と売り命乞いを図るが、当然許されるはずもなく伊集院に喉を切り裂かれ死亡。ヘリコプターを乗っ取り容易くジャックに近づいた。ジャックは異変に気付き伊集院に銃を向けるも、当然敵うはずもなく首を絞められてあっさり意識を失った。その後のジャックは描かれていないものの、彼を待ち受けるのは正にこの世の地獄以外の何物でもないだろう…。
因みに教授も伊集院とコンタクトを取っており、ジャックを始末する際は協力と引き換えに研究の為に拷問の様子を見学する事を許可されたらしい。…教授も教授で恐ろしい男である。
真の関連タグ
こちらも同様に佐竹に殺人の冤罪を着せた救いようのない外道であること、伊集院達に確保された(ただし、あっちは父親と同伴で)、父親にバカ息子呼ばわりされた(しかしジャックの場合は本人がいない彼の自宅でそう言われた)点が共通している。