概要
以下、映画本編でのネタバレが含まれます。
CV:チャールズ・マーティネー(日米共通)
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』にて初登場したキャラで、本作にはあまり影響しない一般人・モブ的存在。名前の綴りは“Giuseppe”。
マリオの知人で、映画の冒頭で登場。マリオ達の後ろでレトロなアーケードゲームをプレイしていたが、独立して配管工を開業したマリオとルイージをどこかで見た事があるジャンプで祝福した。
容姿はマリオと似ており、髭をはじめ、赤い帽子に青いシャツ、サスペンダーが付いた赤いズボンを着ている。
それにしてもマリオに似すぎじゃないか?と思うかもしれないが、それもそのはず。モチーフは恐らく初代『ドンキーコング』時代のまだ『ジャンプマン』と呼ばれ、オーバーオールとシャツの色が逆転する前のマリオだと思われる。彼がプレイしていたアーケードゲーム、それもまた初代ドンキーコングほぼそのもので、筐体には「ジャンプマン」と書いてあるというオマケ付き。
そして担当声優はマリオ等の声を長らく担当してきたチャールズ・マーティネー氏で、氏はマリオとルイージの父親も担当している。
終盤では、クッパを撃破してブルックリンのヒーローとなったマリオブラザーズを再びあのジャンプで祝福した。
ちなみに冒頭のピザ屋でのシーン、ほとんどの国で吹替版ではチャールズ氏がその国の言語でセリフを当てていることが確認されており、英語だと「Too much-a?It’s a perfecto!Wahoo!」というセリフなのだが、日本語版では「ぜーんぜん!It’s a perfecto!Wahoo!」と日本語を交えて喋っている(英語字幕では「perfect」と分かりやすさ重視の表記となっているが、日本語字幕では「パルフェクト」と、訛りが入っていることが明確にされている)。
確認されている限りではイタリア語、ウクライナ語、オランダ語、カタロニア語、クロアチア語、セルビア語、スウェーデン語、スロベニア語、スペイン語(欧州・中南米どちらも)、タイ語、台湾華語、デンマーク語、ドイツ語、トルコ語、ハンガリー語、ヒンディー語、フィンランド語、フランス語(欧州・カナダどちらも)、ベトナム語、ポルトガル語(欧州・ブラジルどちらも)、ノルウェー語、リトアニア語…など。(これで全部かは不明)エンディングのメインキャスト紹介パートにも、チャールズ氏が(メインキャストと同等の扱いで)クレジットされている。日本語と英語で順番が違っており、日本語ではマリオ役の宮野真守と並んで先頭にクレジットされ、英語版はスパイク役のセバスティアン・マニスカルコ氏、カメック役のケビン・マイケル・リチャードソン氏と並んでクレジットされている。ただし、日本語版のスタッフロールは映像ソフトに含まれていない。
登場時間は僅かながら凄まじく手がかかっている。恐るべしジュゼッペ。
余談
2023年、チャールズ氏は長年親しまれ演じてきたマリオの声優を降板する。(次回作のスーパーマリオブラザーズワンダーから既に変更されている。なお宣伝大使として引き続きシリーズに関わりはする。)
当然、惜しむ声が相次いだが、そのことを踏まえて改めて見てみると、映画マリオの声優が違うことも含め、マリオを褒めるシーンは「次世代の後輩を励ます先輩」の図のようにも見える。
父親のようなポジションもあってか、名前の由来はイタリアの小説「ピノッキオの冒険」に登場するゼペット爺さんだろうか。