概要
登場したのは1983年で、日本のスクーターとしては最も長い歴史を持つ。
初代モデルは洗練されたデザインと高性能なエンジンによるスポーティーなイメージが市場に受け入れられて大ヒット。
他社から類似のスクーターが発売されるきっかけとなった他、HY戦争の敗北で経営危機に陥っていたヤマハを救った。
このモデルは嘴のように突き出たフロントカウルから「ペリカンジョグ」の愛称がある。
その後、モデルチェンジを繰り返しながら派生車種を発売してきたが、現在は本家のジョグのみが生き残っている。
2018年のモデルチェンジより、ホンダからのOEMに切り替え、自社生産を終了した。
派生車種
※現在は全て生産終了済み。
- ジョグスポーツ80/ジョグスポーツ90
通常のジョグに80ccもしくは90ccエンジンを搭載した原付二種バージョン。
- ジョグZR
リアスポイラーとフロントディスクブレーキを装備したスポーツバージョン。
2ストローク時代はハイパワーエンジンを搭載しており、ホンダのディオZX、スズキのセピアZZと人気を分け合った。
- ジョグポシェ
巨大なフロントバスケットを装備した、主婦層向けのお買物仕様。
- ジョグアプリオ
低燃費エンジンや大容量の燃料タンクで実用性を重視したモデル。
初代ジョグを現代風にアレンジしたようなデザインだった。
- BJ
車名はBASIC JOGの略で、ジョグの廉価版。
台湾仕様を日本向けにアレンジしたもの。
関連項目
ビーノ(ヤマハ):兄弟車。