ジル・ハナジール
じるはなじーる
CV:辻親八
ネジル・ネジールとチギル・チギールの父にして、ネジが島王国国王。たまに何故か川柳風の口調になる。相棒のボキャボットはキングスボキャ。
国王という割にはイマイチ威厳や頼り甲斐が感じられない。第1話で己とのボキャバトルに敗北したネジルに呆れ果て、彼をボキャネジ集めに向かわせるべく城を追い出した。
かつては妻のナグリ・ドツーキ、旧友のオールディス、ノリオと共に「ボキャネジカルテット」なるチームを組んでいて、パーティー内では作戦参謀を担当していた。ナグリからは「ハナタレちゃん(現在は「陛下」)」、ノリオからは「ハナジルちゃん」と呼ばれている。
当時はヘタレ状態のチギルにネジルの髪を被せた感じに近い、タレ目に眼鏡の青年だった(下記画像参照)。ちなみに4人の中で現在のビジュアルとの差が最も激しい。
自分とは正反対のガチムチマッチョが好みのナグリを、どうやってか振り向かせ結婚したまでは良かったものの、新婚生活はナグリの新技開発の為の実験台として利用され、突き指・骨折・ムチ打ちの日々だった。しかしMっ気があるのか、それについては「楽しかった」と発言している。
「見守るだけの守り番なんぞハナからお断りだっつの」
ネジれから生まれてくるネジル達の父親役であり、ネジル・ネジールの実父ではない。義父とはいえ情は強く、真相が明らかになった後もネジルを「息子」と呼んで可愛がっている。
遺伝的特徴と思われていた眉毛について、若い頃は薄く現在と違う形だったため、親子関係に説得力を持たせるために用意した付け毛と思われる。
ちなみにネジキール卿とマンドライバーは共に王室育ち、ナグリに見覚えがない(母役が空席or別人)、兄役が駄キャラ……とかなり似た生い立ちを辿っているが、彼らの周回もジルが父役を務めていたのかは不明。
「王という地位も含めて役なのか?」「ナグリとジルの夫婦関係はいつから始まったのか?」「兄役を務めていた駄キャラ達との関係は?」等と、彼に関する謎もまた尽きない。
第29話では「ナグリとチギルの件」が彼の仕込みであると判明する。具体的に何の件を指すのかは不明だが、恐らくナグリとチギルを武者修行に出した件、または修行から呼び戻した件のいずれかと推察される。
第48話では黒ネジル達の襲来に旧カルテットの一員として応戦し、昔と変わらない司令塔ぶりを披露している。
第49話では世界を守るため皆と次元ネジへ突入。そこで黒ノリオの攻撃からナグリを庇い、デリートされてしまう。
最終話では巻き戻された世界で復活を果たし、Bパートの新カルテットとパチボットのボキャバトルにおいて頼もしくなった息子達を感慨深げな雰囲気で見つめていた。