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曖昧さ回避編集

  1. 二次創作(主にSS)において、『新世紀エヴァンゲリオン』の主人公碇シンジが、時間逆行やチート能力の付与などで無双する作品、またその作品におけるシンジのこと。本項で記載
  2. マギにおけるスパルトスシンドバッドのカップリング。

なお、その起源から小説では前者の、イラスト・漫画では後者のタグ登録数が多い。


『エヴァ』のスパシンについて編集

主に匿名掲示板や個人サイトを中心に発表されている二次創作SSでは、不遇な登場人物を救済したい(もしくは「俺TUEEE」的に無双し憂さを晴らしたい)という考えからしばしば「記憶を持ったまま時間逆行して、本編で起こった失敗や悲劇を未然に防ぐ」「本編退場後(死亡後)特殊な能力を与えられ復活、八面六臂の活躍をする」といったストーリーの作品が見られる。

「スパシン」も同様で、テレビアニメ本編および旧劇場版では、ネガティブな一面や、本人の意思とは関係なく世界の命運に巻き込まれ苦悩するなどの不遇さが目立った碇シンジが、時間逆行でやり直し無双する、おとなしい性格だった本編とは打って変わって熱血になり、周りを叱咤激励して展開が変わっていく…というような作品が数多く投稿され、それらのSSやそこに登場するシンジを本編のシンジとは分けて「スーパーシンジ(スパシン)」と称するようになった。

同様の事例に「U-1」や「HACHIMAN」などがある。


いわゆるメアリー・スーのように、作者の考えた理想のエヴァ、そしてそこで作者の都合よく動く理想の主人公としてシンジが扱われている作品も多く、本編とはあまりにかけ離れた存在として描かれているものには批判もある。


エヴァ無しでATフィールドを操って生身で使徒を撃破してしまったり、他作品に出てくる魔法や超能力を自在に使いこなすというスーパーとしか言いようがないシンジも珍しくない。


なお、『エヴァ』という作品シリーズそのものが、メディアごとに世界線がそれぞれ異なるものとして設定されており、キャラクターの設定や性格、立ち位置なども微妙に変わっている。さらに、『スパロボ』シリーズや『シンカリオン』など外部への客演でも同様である。このため、「スパシン」的なシンジの描き方をしているシリーズも中には存在する。

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