「生け捕りにこだわって全滅したら笑えない …いいな?」
概要
現在A級27位のA級ヒーロー。26歳。
外見
全身に赤いタイツスーツを纏っており、スーツの胸元には黄色いスマイルマーク。更に黄色い手袋・ブーツ・パンツを着用し、目元には黒いマスク(ペイント?)をつけている。
…デザインといいカラーリングといい、どっかの国民的ヒーローと酷似している。なお、海外ではメキシコ等で有名な「El Chapulin Colorado」と似ているという声もある。
因みに武器であるけん玉の玉にもスマイルマークが入っている。
人物
感情の起伏が少なく、ヒーロー名とは裏腹に本人は常に無表情。加えて戦闘中でも冷静であり、災害レベル鬼の一撃を喰らって負傷しつつも、表情を変えずに立ち上がっている。番外編にてとある怪人と交戦し戦闘不能に陥ったときも、報告された災害レベルをはるかに上回った相手の強さを危険視し、自分が窮地を脱することよりも次の被害者を防ぐことをまず考える頭を備えている。
他のヒーローと連携してガロウと対峙したときは、彼の危険性を考慮して生け捕りの中止を進言するなど、現実的でシビアな考えも持っている。つくづくヒーローネームと性格が合っていない。
ヒーローの中でも協調性のある性格をしており、相手の強さを正しく見極めて他ヒーローとの協力も積極的に行う。シルバーファングに共闘を申し出たり、閃光のフラッシュ相手にも連携を持ちかけたりと、他と比べてS級ヒーローに対して自然に話しかけている(訳あってどちらも無視されてしまったが)。
流石にタツマキ相手には慌てており、彼女とフラッシュが喧嘩になりそうなときは必死に止めていた。
戦闘能力
巨大なけん玉を振り回し、強力な打撃を繰り出すパワーファイター。近距離で直接殴り掛かるのは勿論、本体と糸で繋がっている玉を飛ばし、中距離にも対応可能。玉は射出時には倍以上に大きくなっているように見える。人間1人なら簡単に押し潰し、吹き飛ばせる。
ヒーローの中でも特に巨大な武器を持っているにもかかわらず、街々を駆け回ったり高くジャンプしたりと、見かけによらず中々の怪力と体力の持ち主である。
- 地球破壊回し
けん玉を大きく振りかぶり、強い回転をかけて勢いよく玉を飛ばす技。
- 暴走世界一周
けん玉を両腕で抱えスイングを繰り返すことで、玉を連続でバウンドさせて周囲を攻撃する。災害レベル・竜の怪人の攻撃による氷塊を砕いてみせたが、直後に玉を凍らされてしまった。
動向
昆布インフィニティの戦闘跡に駆け付けたり、シルバーファングや閃光のフラッシュの強さを目の当たりにしたりと、戦闘要員よりも目撃者のような感じでチラホラ登場していた。
後にリメイク版にてヒーロー数名でガロウと対峙。中距離からうまく立ち回るも、けん玉の糸を切られ玉を反撃に利用されてしまう。その後も冷静な判断を各所で行うが、スティンガーを挑発したガロウの騙し討ちにより、攻撃を受け戦闘不能に陥る。
一応、駆け付けたバングたちにより救出はされた模様。
ヤングジャンプ出張版の番外編にも登場。三兄弟で災害レベル・鬼の怪人を倒すことに成功した。しかしその後現れた怪人・やせ細りモヤシが、事前に報告された災害レベル・狼を大きく上回る竜であることが交戦した直後に判明。弟2人が瞬殺され、自身は何回か攻撃をかわし反撃するもあえなく敗北。だがその場に現れたとあるヒーローの手で生還した。
意識を取り戻した後、協会に災害レベルのより高精度な設定を要求するも、目撃者が少ないことや協会のパワーバランス、今までのデータの信憑性の揺らぎなどを理由に軽んじられてしまった。この出来事は読者に、『怪人側の擬態や演技、そしてとあるヒーローによる強敵の瞬殺などにより、協会の災害レベル判定の精度が低い』という事実を語りかけた。
因みにこの事件の際、スマイルマン自身は自分たちを助けた存在に薄々感づいている。そして協会側からの話を聞いたうえで、『ヒーロー側にバランスブレイカーとなる人物がいる』ことに気づき始めている。
余談
村田版ではA級ヒーローの中でも結構出番に恵まれている。しかし原作版ではほとんどその姿が確認できない。アニメ1話においては、イナズマックスと共にワクチンマンに一蹴されていた。
弟にB級69位のクライングマンと、C級255位のアングリーマンがいる。二人とも兄と同じく無表情であり、また武器も巨大な玩具である。
デビュー当時は兄弟で「無愛想ブラザーズ」と呼ばれ、同じコスチュームを着るようになったが人気が出ず。結局強さが人気にも直結すると理解して、鍛錬したとのこと。
