スレイド
すれいど
CV:宇垣秀成
DCコミックスのヴィランで、特にティーンタイタンズの宿敵として知られる。
デスストローク・ザ・ターミネーター(Deathstroke the Terminator)の本名がスレイド・ウィルソン(Slade Wilson)である。
ちなみに、1980年の初登場時には"The Terminator"とのみ名乗っていたが、1984年に公開された映画の影響でこの名称を放棄している。
特徴は黒色と金色のツートンカラーのマスクをして、グレーのプロテクターに身に着けているが、その素顔を知る者はいない。ロビンに勝るとも劣らない武術を体得して棒術を得意としており、目下の望みは優秀な後継者の育成のようである。
「シーズン2」では溶岩に落ちて絶命したが、「シーズン4」ではトライゴンと取引を交わしてゾンビとして復活している。タイタンズがトライゴンを陽動している間に、レイブン救出に向かうロビンと共闘し、その後は真の体を取り戻して行方をくらましている。
2003年からのアニメーションシリーズ『ティーンタイタンズ』では、ヒーローやヴィランの本名についてはほとんど言及されない(『ロビン』や『サイボーグ』が本名のように扱われている)なかで、スレイドだけは本名(それもファーストネーム)でのみ呼ばれる。
その他にも原作にないオリジナル設定が多く盛り込まれており、
- 後進の指導に熱心すぎる
特にロビンを自らの『弟子』とすることに固執。
- 正体と目的がほとんど不明
原作における『元軍人』『傭兵』『暗殺者』などのファクターが反映されていない。
- 素顔も不明
原作のデスストロークは素顔を秘密にはしておらず、名前が似ている他社のキャラのような強烈なご面相でもない(右目に眼帯をした、お髭の渋いおじさまである)。
対してアニメ版では素顔を見られることを避けるような態度を見せており、画面上でも実際に描写されたことはない。
このため、アニメ版とその設定を反映したコミックシリーズに基づくものを『スレイド』、アニメ以前の原作コミックに基づくものを『デスストローク』と呼び分ける人もいるようだが、公式な区別ではない。