スーパーとかち

すーぱーとかち

かつてJR北海道が運行していた石勝線系統の特急列車。ここでは、派生元、および現在運行中の「とかち」についても記述する。

「とかち」とは、札幌駅～帯広駅間(石勝線系統)を走るJR北海道の特急列車の愛称。

概要

函館本線・千歳線・石勝線・根室本線を経由、札幌駅～帯広駅間を結ぶ特急列車。特急「おおぞら」のうち、札幌～帯広間の列車を1990年に分離・独立させた「とかち」が始まりである。それ以前に国鉄時代には一時期滝川駅・根室本線経由の急行「十勝」が存在していた為に愛称の使用は2度目ということになる。

運行開始翌年の1991年、使用車両のキハ183系気動車に2階建て車両の「キサロハ182形550番台」が連結され、車内のグレードアップ化が計られて全列車が「スーパーとかち」へ移行。

1997年には「スーパーおおぞら」の運行開始に伴い、キハ183系(N車およびNN車)使用列車を「とかち」で運行したが。2000年に振り子式のキハ283系気動車が「スーパーとかち」運用に割り当てられる事になったため、混同防止目的でキハ183系使用列車を対象に「とかち」へ列車名を戻した。

2007年に新型のキハ261系1000番台気動車を投入、同系使用車両の列車名を「スーパーとかち」へ変更、2年後の2009年にキハ183系の運用が終了し全列車が再び「スーパーとかち」へ統一された。

「スーパーとかち」に統一されて久しい2020年、「これまでの旧型車両との差別化を図るという意義が薄れてきた」ことから、列車名「スーパーとかち」の「スーパー」を外し、列車名を「とかち」へ戻すこととなり、現在に至る。

と、上記の経歴を見てわかるように、スーパーがついたり外れたりと変遷が激しい。

北斗やスーパー北斗のように区別されて運用されたのはわずか10年ほど。

歴代使用車両

現行

• キハ261系：(2007年~現在)2020年までは「スーパーとかち」

過去の使用車両

• キハ183系：運行開始～2009年、1991年〜2000年は「スーパーとかち」
• キハ283系：(2000年〜2013年)「スーパーとかち」として運用

なお2009年、運用の都合上キハ261系による「とかち」運用が発生している。

関連タグ

JR北海道　気動車　ディーゼルカー

特急　特急列車

列車愛称おおぞら(スーパーおおぞら)