「RX!そのリボルケインで俺を倒せば、こいつらも木っ端微塵に吹き飛ぶぞ!」
概要
CV:岸野一彦
『仮面ライダーBLACK RX』第12話「夢の中の暗殺者」に登場。
人間の夢(深層心理)へと侵入できる能力を持つ怪魔妖族大隊きっての特殊能力の持ち主。エイリアンのような出で立ちをした不気味な姿をしており、南光太郎=BLACK RX抹殺の為に彼のウィークポイントである親しい人間達の1人、白鳥玲子の夢の中へと潜入。光太郎に化けて彼女を襲い、暗示を掛けて彼女自身の手で光太郎を殺させようと目論んだ。
幻術と併用した剣術で相手を仕留める戦法を得意としており、ほぼ何でもありの夢の世界を自在に操る事が出来るようで、玲子を拘束したり、首とマントだけの不気味な姿になって飛び回り、相手を翻弄することも可能。また、某ホラー映画の殺人鬼のように潜入している夢の世界で彼に傷つけられた対象者は現実世界でも同様の傷を負うようだ。
更にズノー陣自身は現実世界で活動すること自体が稀である為、ズノー陣のターゲットになってしまった人物を救うには夢世界に直接赴いてズノー陣を倒す以外に助ける術はない。
なお、夢世界ではその夢を見ている対象者自身の思いが優先されるため、これを利用して怪人の思惑を外すことが出来る。
劇中、一度は玲子を完全に支配下に置き、彼女を使って光太郎を襲撃するが、彼の行動をマークしていた反帝国ゲリラのクライシス人・ガルの介入により失敗。
その後、マリバロンに殺されたガルが遺した夢の世界へと侵入できる装置を使い、夢の世界へとやって来たRXと交戦。
幻術と剣で応戦するが、自身の為に玲子や佐原一家を巻き込みたくないRXの一計(後述する怪人の行動を予測し、たとえ佐原一家をRX打倒の切り札として使っても無駄だとクライシス帝国側に誤認させる為)で玲子が呼び出した佐原一家を人質(ただの夢の産物だとしてもRXが佐原一家を人質にとれば攻撃できないと踏んだものと思われる)に取りRXに迫るが、最後はその油断を突かれてリボルクラッシュで倒された。
その後、第45話では霊界怪人の1体として登場した。
余談
第12話でガル役を演じた福田健次氏は、東映特撮では『電撃戦隊チェンジマン』第41話で星王バズーの息子イカルス王子を演じている。福田氏はその後2017年に福岡県中間市の市長に当選し、現在2期目。
関連項目
仮面ライダーBLACKRX クライシス帝国 怪魔戦士 怪魔妖族