概要
イギリス海軍の軽巡洋艦の艦級。「タウン」というネームシップがあるわけではなく、各艦が英国の都市名をつけられたことからこの名前で包括される。初代はオーストラリア海軍でも運用された。
タウン級(初代)
英海軍の初期の軽巡洋艦。ブリストル級、ウェイマス級、チャタム級、バーミンガム級、バーケンヘッド級の5つのサブクラスに分類される。これらは舷側防御を石炭庫に頼っていたので、実質的には防護巡洋艦である。
タウン級(2代)
タウン級軽巡洋艦は1930年のロンドン海軍軍縮条約で設けられた制限に従って設計された。兵装や船体の違いにより、サウサンプトン級、グロスター級、エディンバラ級の3つのサブクラスに分類される。
アメリカ海軍のブルックリン級(次級のセントルイス級)や日本海軍の最上型(実際は重巡洋艦)に対抗して建造された、1万級の大型軽巡洋艦である。
リアンダー級及び準同型のアンフィオン級(後のパース級軽巡洋艦)の拡大発展型として建造された。