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「ヒトよ……我がお前達の求める最良の価値を齎そう」


CV:斎藤千和


概要編集

大荒魂・タギツヒメ本体から分裂した三女神の一柱で、タギツヒメが持つ「人間への支配欲」を原動力とする。人間の手を象った仮面で眼元を(フェイスハガーのようにも見える)で覆っており、普段は視力を封じているようだが剣を振るうのに支障はない。

御刀は童子切安綱

市ヶ谷の防衛省内に建てられた神殿にて厳戒体制の下で軟禁されており、折神朱音でさえも面会の許可が下りることは少ない。不完全な存在である人間は、神たる自分が支配することが幸福であると豪語し、イチキシマヒメを自身の元へ引き渡すよう要求した。


当初は人間との対話を頑なに拒否していたが、益子薫の元を離れて自身の元を訪れたねねの記憶を読み取り、薫の先祖との出会いを通じて自身の穢れを清めることに成功したことや、衛藤可奈美が立ち会いを通じて対話を求めたことから、人間と荒魂の間に新たな可能性があることを理解する。しかし、その直後にタギツヒメが防衛省を襲撃、力及ばずに敗北。今際には眼元を覆う仮面が割れ、可奈美の素顔を垣間見た。その際に「千鳥の別名(雷切)のように雷さえ切り裂いて飛べ」と言い遺し、可奈美に穏やかな笑みを向けながら消滅した。

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