概要
両耳に花の髪飾りを付けている名前の通りチョコレートのような茶色い毛並みのモルカー。性別はメス。誕生日は8月10日。
モルカーの中でも綺麗好きでオシャレに気を使っており、夢は高級モルカーになること。
爽やかでおしとやかに思えるが実は力強くて身体能力に特化した一面がある。
ドライバーは作中未登場だったため長らく不明であり、当時は見里朝希監督が再放送の終了記念として自身のTwitterに投稿したイラストではチョコの側に2名の女性と思しきシルエットが佇んでおり、他のモルカーも運転手とセットで描かれている事からこの2名の両方あるいは片方がチョコの運転手ではないかと目されていた。
そして月日は流れ2022年の彼女の誕生日である8月10日。
ドライバーは第7話で登場した洗車屋の従業員の女性「スタントウーマン」と、青色の長袖の上着と黒いズボンを着ている青髪の女性「モルカースタンドのウーマン(ともだち)」の2人であることが公式Twitterのツイートにより判明した。
主な活躍
第5話ではレース中にポテトと走っていて前に岩があることに気付き、急ブレーキをして回避している。テディと走っていた時はテディがニンジン(ブーストにんじん)を食べてスピードアップした勢いでスピンしてしまうが、テディが勢い余って壁に衝突したため追い抜いている。アビーとはニンジンの取り合いになったが、取り合いに勝ち、おいしそうに食べていた。
第7話ではハエが寄るほどに汚れたトレジャーモルカーを、ポテト、テンテンと共に洗車場に鼻で押して連れて行った。この時、一番後列で押している。怖がって洗車場に入ろうとしないトレジャーモルカーが落とした宝の地図から一計を案じ、従業員さんに協力してもらってトレジャーモルカーが自ら洗車機に飛び込むように仕向けた。何度も洗車して、光り輝くほどに綺麗になったトレジャーモルカーを他の二匹と共にサングラスをかけて眺めた。
第8話では悪人に捕らわれたトレジャーモルカーを助けるため、テディと共に救出ミッションに赴く。右目にはスカウターのような通信端末を装備している。
悪人の秘密兵器であるサメロボットに一同を回収に来たヘリコプターを破壊光線で撃墜され、墜落してきたヘリコプターに当たりそうになるが、しゃがんで回避している。サメロボットが破壊された衝撃で発生した煙からサメロボットの背びれが近づいてきて驚くが、それがテディであることを知るとトレジャーモルカーと共にテディの無事を喜んだ。
DS編
第1話では倒壊したビル群の中にあった宝石店から大量のアクセサリーを身に着けて登場。
この時ドライバーの2人が慌てふためくかのように店から出て来ており、倒壊事件に関わってないのにドライビングスクール送りになったのは「この時、アクセサリー購入の代金を支払わなかったからでは?」と考察されている。
また、アビーがローズに追い回されているシーンの奥で、宝石店に突入する姿が見られる。
第2話ではブラック校則を押し付ける鬼教官によって、他の教習モルカーたち共々白塗りにされただけでなく、花のアクセサリーを没収されてしまい、非常に悲しんでいた。
第5話ではポストモルカーがお尻から出た糞状の手紙を元に戻してみせた。
第6話ではみー、リンガーと共に「チアモルカー」になり、運動会に参加するモルカーたちを応援した。
余談
モルモットにチョコレートを食べされることは肥満や中毒症状の原因になることからタブーとされている(モルカーは不明)。
不遇
メインモルカー5台で唯一単独主役回が無く、ドライバーが判明したのが最も遅いなど、かなり不遇な扱いを受けているモルカー。
見里朝希監督もこの状況を重く見たのか、『とびだせ!ならせ!』でのインタビューで「まだ活躍できていないチョコを主人公にしたお話を作りたい」と語っていた。
……しかし、上述の宣言に反して第2期・DS編でもチョコは主役回を貰えず、それどころかメインですらないはずのこのモルカーが第9話の主役になっていた。現実は非情である。
それ故か、pixivに投稿されているイラストの数も第1期のメインモルカーの中ではダントツの最下位で、比較的描きづらいと思われるアビーの6割強しかない(「モルカー ○○」で検索した場合)。
「書き下ろしモルカーTシャツ」の人気ランキング(9月6日時点)でも武装テディ、痛車アビー、ポテト、ゾンビシロモが順調にTOP4を占める中、5~10位はハンバーガーモルカー、寿司モルカー(海老)、救急モルカー、DJモルカー、ウェディングモルカー、パトモルカーとなり、グラサンチョコはTOP10にすら入れなかった。