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概要編集

中間管理録トネガワ』の主人公で帝愛グループの幹部・利根川幸雄がリーダーを務めるチームであり、「死のゲーム」の企画会議に参加する黒服たちのチーム。


中間管理職である利根川は、管理者(チーム利根川の長)として彼ら一人一人の名前と顔を認識しなければならないが、名前が似た者や、ややこしい名前の者が多かったり、総じて趣味が全員ボウリングであったりとで識別に苦戦を強いられたが、胸に名札をつけさせることで利根川や読者にも見極められるようになった。

基本的に熱意と連帯感は強いため、仕事の姿勢は非常に真面目でチーム全体の士気は高い。ただ、暴走した時のはみ出しが怖いだけ。


メンバー一覧編集

リーダーの利根川を除くメンバーは下記の通りである。

初期メンバー編集

  • 山崎健二(やまざき けんじ)

CV:羽多野渉

30歳。実直な性格の持ち主。趣味はボウリング

当初、兵藤会長にあわせて意見を二転三転させる利根川に不満を抱いていたが、徐々に軟化していった。

以降は基本的に利根川の傍で行動を共にすることが多く、彼に一般人視点での意見を述べたり現状報告を行うなど、チーム内での利根川の片腕的存在。

チームの中で唯一兵藤に仕えていた過去があるため、会長の仕草や癖を把握している。

また、兵藤も彼にある程度の信頼を買っており、ほとんどの黒服を「お前」呼ばわりな中で、彼を「アゴ」と呼んでいる。

会長の影武者として見出したまさやんの教育役も担った。

最終話にて、利根川ほどの地位ではないが役員に昇進、黒服を卒業した。


  • 川崎敏政(かわさき としまさ)

CV:西山宏太朗

30歳。実直な性格の持ち主。

山崎と苗字が似ていて分かりづらい。チーム内で最初にインフルエンザを発症する。

初期メンバーの中でスポットが当たったエピソードが無く、階段から転落したショックでメンバーの名前を忘れてしまった利根川が、各メンバーと関わったエピソードを手掛かりに名前を思い出していく中で、唯一最後までピンとこなかった。

チーム解散後は大手銀行に転職した。


  • 荻野圭一(おぎの けいいち)

CV:石田彰

35歳。実直な性格の持ち主。

作中にて結婚式を挙げるが、式内で公開された彼の半生を綴ったスペシャルムービーにてアフリカ南部ザンビア共和国出身で、25歳のときには漫才コンビを組んでお笑いの世界に行ったという衝撃的な過去が明らかになる(利根川も異色すぎる経歴に唖然した)。

チーム解散後は黒服を継続しながら、かつて漫才コンビを組んだ相方と共に再結成。その時のM-1二回戦にてダダ滑りで敗退したものの、次に向けてのネタ作りをしている。


CV:島﨑信長

23歳。チーム利根川の最年少。

名前が長過ぎる上に区切りが分かりづらく、最近は略して「佐衛門」と呼ばれる。

若手ではあるが今回の企画会議では多くの意見が採用されており「限定ジャンケン」の原型となる「カードジャンケン」をパワポでプレゼンし周囲を驚かせた。

良くも悪くも枠に囚われないため有能ではあるがそれ故やや増長しやすい節もあり、一時期洒落た出で立ちで出社したのを皮切りにチーム内にお洒落ブームを巻き起こしてしまったことも。

しかし、利根川に「本物のお洒落」を見せつけられ、服に着られていることを自覚。

総じて能力に反して社会人としての気構えは新人である事も相まって未熟。

また、新人である西口には恋心を抱いている。(その後破局したが、最終話手前にて復縁した)

チーム解散後は帝愛を退社、イベント会社を立ち上げる。

そして西口と結婚。姓が「西口」となった。


  • 中田英寿(なかた ひでとし)

CV:濱野大輝

32歳。チーム利根川イチのボウリング好き。

やや天然気味で空気を読まない発言が多い。

アイマスク耳栓がないと寝れない。

実はTwitterの裏垢ではイラストを投稿しており、チーム解散後はなんと漫画家に転身。

4コマ漫画を連載しているが、担当編集者に手こずっている。


  • 権田平八(ごんだ へいはち)

CV:小山力也

49歳。チーム利根川の黒服たちの中で最年長。

インフルエンザにより自宅療養となった利根川に代わり企画の指揮を任されるが、これまで責任ある立場を回避して人の上に立つこと無く生きてきたために悪戦苦闘する。

堂下の励ましもあって、苦境を乗り越えて以降は責任感を持つ。

チーム解散後も黒服のままであるが、趣味で始めた写真撮影に没頭し、更には大きな賞を獲得。

「出世せずとも自分を好きになれる道を見つけた」と山崎に語っていた。


  • 堂下浩次(どうした こうじ)

CV:江口拓也

32歳。学生時代はラグビー部キャプテンだった体育会系。また、チーム利根川配属前は宣伝部に所属していた。

普段はあまり目立たないが、火がついた時の暴走はチーム屈指のもの。利根川の代理に不安を抱える権田に対し、彼の意見に従った結果、限定ジャンケンで使用するカード用ホルスターが良いデザインになったことを称賛し励ました。

健康診断に引っかかった利根川が生活改善に務めた際、追随するどころか過剰なまでに健康を気遣い(例として、利根川が自分のご褒美として買った生姜焼き弁当を一口も食す前にゴミ箱にブチ込む等の暴挙に走った事も)、結果として健康診断の成績は向上したものの利根川からの内心の評価は失墜した。

こう見えてもイナゴの佃煮などどんなものも残さずに食べる悪食。

チーム利根川解散後は古巣の宣伝部に戻り、部長に昇進。更にはラグビー部を結成し、社会人大会で優勝した。


  • 萩尾純一(はぎお じゅんいち)

CV:河西健吾

35歳。実直な性格の持ち主。

荻野と名前の構成や髪型が似ていて分かりづらい。アニメでは河西健吾が萩野役の石田彰に寄せた演技をしておりよりややこしい。

よく似た弟がおり、彼もまた帝愛に入社するために面接会場を訪れたが、面接官の山崎に「(兄と似すぎて)ややこしくなる」という理由で不採用とされた(山崎の隣に居た利根川はこれを全肯定)。後に南波照間支社に異動される。送別会では荻野と入れ替わろうと悪足掻きを見せた。

最終話手前にて利根川の計らいにて長田、菊地と共に新メンバーとして復帰したものの、最終話にて再び僻地(サロベツ原野帝愛支社)に異動される。


  • 長田雄一郎(ながた ゆういちろう)

CV:沢城千春

37歳。実直な性格の持ち主。後に南波照間に異動。

体育会系のノリを苦手としており、送別会の際に絡んできた堂下に対して「お前自身が滑ってるのに乗った俺が滑った空気になる!!」とぶっちゃけたため喧嘩になる。最終話手前にて利根川の計らいにて萩尾、菊地と共に新メンバーとして復帰したものの、最終話にて再び僻地(サロベツ原野帝愛支社)に異動される。


  • 菊地亮(きくち りょう)

CV:青柳尊哉

35歳。実直な性格の持ち主。後に南波照間に異動。

送別会の際変な酔い方をした。

最終話手前にて利根川の計らいにて萩尾、長田と共に新メンバーとして復帰したものの、最終話にて再び僻地(サロベツ原野帝愛支社)に異動される。


CV:八代拓

25歳。佐衛門三郎とは同期。

熱意は人一倍あるが、いろいろと照準がズレた残念な人物(利根川曰く「ズレた大砲」)。佐衛門の活躍に焦る心情を察した利根川から「(責任はとるから)驚かせてみろ」という激励を受け、その言に従い会長からカード用の手形をもらおうとして解雇処分となる。そしても利根川も減俸となった。

解雇後、利根川に償いをしようとマルチ商法に勧誘したり、自作の商品エビロールで企業を立ち上げる上で利根川たちをヘッドハンティングしようとするなど、ズレた行動をする。ちなみにエビロールは食べ物としては最悪な模様で悪食の堂下もゴミ箱へ捨ててしまった。

その後、住居を失い無一文になり、自分をこんな風にした帝愛を潰すためにTwitterでアカウント名「帝愛潰すアカウント(@teitsubu)」になりすましてフォロワー数を稼ごうとするが、佐衛門三郎の機転でバレてしまい、帝愛公式アカウントのフォロワー数を10万人に達成させるまで地下牢に幽閉される。(と言っても、ネタ探しのためか外出は可能な上、衣食住の食と住は保障されている。つまり、事実上の復職)

後に達成はされたが、炎上で達成したために、利根川に怒られてしまう。

第49話にて、チーム利根川の雑用係として復帰する。

第62話では後輩の蟹江にアドバイスしたりするなど、まともな一面を見せた。(思いっきり先輩風をふかしていたけど)

チーム解散後は、帝愛を退社し、以前利根川達に発表した自作の商品を改良した上で、練馬に小規模な店舗出店し、大成功とはいかないが、堅実に商売を成功させた。

また、性格は黒服時代とは打って変わって、腰が低く謙虚になった。


追加メンバー編集

  • 津久井(つくい)

異動となった3人に代わる新メンバー。32歳。派遣社員。実直な性格の持ち主。

完璧主義者ゆえに報・連・相が苦手で、それが原因で「鉄骨渡り」にて債務者全員がギブアップによる生還を果たすという失態を起こしてしまう。

その後、コンビニに外出した後に失踪。


  • 八乙女中(やおとめ あたる)

CV:寺島拓篤

異動となった3人に代わる新メンバー。27歳。中途採用。実直な性格の持ち主。

帝愛入社前はセールス業に務めており、その道のプロになった。

兵藤を異常なまでに煽てていた結果、彼に気に入られ僅か数ヶ月で「会長秘書」にまで出世する。


  • 西口冴子(にしぐち さえこ)

CV:前田玲奈

異動となった3人に代わる新メンバー。22歳。黒服では珍しい女性社員。実直な性格の持ち主。

利根川にアロマを届けたり、ケーキをメンバーに差し入れしたりする等気配りも良く、親友とビキニを着て、プールに出掛けたりする女の子らしい一面を持つ。(ビキニ姿の写真はSNSに投稿しているが、一緒に写った親友に比べてだいぶスタイルがよいことが見て取れる。)

彼女の携帯に載っているヒロくんとは、彼女の兄のことを指し、妹で博多弁だと判明。

女性視点で会長の人物を見抜くなど、人を見る眼もある。

後に佐衛門のアプローチにより彼と付き合う事になる。だが、いつも帝愛本社の最寄駅周辺でデートしていたため、権田を皮切りに利根川チームのメンバー全員(中田以外)に交際関係がバレてしまう。

上述の佐衛門の記載の通り破局したのちに復縁、そして結婚。娘も設ける。

結婚の際、戸籍で「さえ」被りが嫌だったため、佐衛門が婿入りする形になった。


  • 蟹江優作(かにえ ゆうさく)

62話からチームに配属された新卒。

海老谷から「カニ」と呼ばれている。彼自身も海老谷から色々とアドバイスを貰い先輩として尊敬しているため「エビさん」と呼んでいる。

あの「Eカード」を考案したのが、彼である。(ご丁寧にイカサマも考案済みである)


関連タグ編集

中間管理録トネガワ 利根川幸雄

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