曖昧さ回避
けものフレンズのキャラクターはこちら→ツシマヤマネコ(けものフレンズ)
概要
哺乳綱食肉目ネコ科ネコ属(学者によってはベンガルヤマネコ属)に属するベンガルヤマネコの極東亜種。
アムールヤマネコの一部と考える見方もあり、外見もアムールヤマネコとよく似ている。
イエネコとほぼ変わらない大きさで、鳴き声も普通の猫に近い。
小動物を食べる。
可愛らしい外見だが野生種なので基本的には警戒心が強く、人にも懐かないことが多い。
森林伐採などの影響で絶滅の危機にあり絶滅危惧IA類 (CR)(環境省レッドリスト)に指定されている。
このため対馬に対馬野生生物保護センターが設けられており繁殖や野生復帰への取り組みが行われている。また、日本各地の動物園も連携して繁殖計画が進められている。
イエネコとの繁殖は属が異なるため困難であるとされ、交雑種の確認は見られない(実験下で試みられたこともあったが失敗している)。しかしながら一部の野生イエネコによっては生息域がバッティングすることでヤマネコとの餌の奪い合いやウイルスなどの伝染が起きる可能性が危惧されている。
対馬での生息環境では他に、道路交通によってヤマネコも影響を受けている(端的に言えば車に轢かれたり、交通量の多い道路によって生息域の分断などが発生している)とされる。
種の保存法の規定により一般家庭での飼育は禁止されている。
なお、一般人の男性により、無断で飼育されていた事例が存在する。該当のヤマネコは子猫時代に怪我している所を保護されたらしく、約15年という飼育下ではかなりの長期間存命であったとされる。最晩年に体調不良となり男性自身が保護センターに通報したことで発覚した(その後当該猫は老衰のため間もなく死亡している)。
この時は男性がヤマネコを適切に保護・飼育していたことで悪質性が低いと厳重注意処分に留められた上、寧ろ飼育方法を参考にするなど前向きに捉えられたものの、本来は5年以下の懲役または500万円以下の罰金刑にも処されかねない(ただしこの男性の保護当時は罰則は異なる)罪であるという点に留意する必要があるだろう。
余談
- 対馬には、ツシマヤマネコの他に正体不明の「オオヤマネコ」の目撃談が近年でも報告されている。
関連タグ
ウルトラマンメビウス:顔がモデルになっている。