「人間はすべて排除する」
プロフィール
概要
100年前、当時弱小国だったマルハーゲ帝国をたった4日で大帝国にのし上げたマルハーゲ帝国3代目皇帝。
自身を至高の皇帝と疑わない一方で、傲慢な人物で他の人間をゴミと見下している。
サイバー都市壊滅後、部下より遅れて最後に長い眠りから目覚め、すぐに「納涼!!!!」とボーボボにスイカをぶつけられた。
その後ボーボボの毛玉を狙って攻撃してきたが、長い戦いの末にボーボボの究極奥義に敗れた。
『真説』ではマルハーゲ帝国に変わる「ネオマルハーゲ帝国」の皇帝として登場し、ケガリーメンを率いて毛狩りした頭にラーメンを固定する「ツルッパゲラーメン(略してパゲメン)」を開始。
その後手下に真拳使いを拉致、強制労働させ東京をまるごと自身の拠点「東京マルハーゲ23区」とする。
ラストバトルでは集英社ことネオマルハーゲキングダムにて5世を継承した自身の子孫、世の中ナメ郎との共闘でボーボボ達を追い詰めるが、最後はボーボボの連続奥義(とどめに第一部でデスマスクに止めを刺したワキチョップ)で敗退。「俺はまた蘇る」と意味深な発言を残し、体ごと消滅した。
性格
自信を至高の存在と盲信する選民思想の権化であり、人間を「ゴミ」と呼んで見下している。
しかしそれ以上に個人の実力や組織に対する重要性を重視するタイプであり、有能ならば人間だろうと部下として取り立てる。
一方で敗北者や弱者は基本的に即座に切り捨てるが、しっかり後釜を用意した上で切るなど、「恐怖の支配者」としては有能。
また、ボーボボを倒すことよりも帝国の維持管理を優先するなど長期的な視点も持っている。
冷徹・冷酷な反面、かつての部下の中からなぜかブルースだけ引き抜いて側近にする、切手集めを趣味とするなど妙に人間らしい部分も散見される。
実力
手品技で敵の肉体を破壊する真紅の手品(レッド・マジック)真拳と同じく手品技で敵の精神を破壊する青藍の手品(ブルー・マジック)真拳の使い手。
通常真拳は1人に1つ持つのが限界だが、彼は2つも使用できる実力者である。
真紅の手品真拳
メインの攻撃手段となる真拳。物理的破壊に特化しており、手品に使われる道具を召喚して攻撃する。
- 黒箱の魔術
「?」と書かれた黒い箱を召喚し、その中に移動する。覚醒時に使用した奥義だが、名前が判明したのは真説でツルビーニャが使った時。
- トランプ・オーディエンス
大量のトランプをばら撒き、兵士に変える。自身の目覚めを祝う際の賑やかしを用意するために使った。
- 鳩の魔術(ピグオンの-)
杖を召喚して回し、爆発するハトを延々と突撃させ続ける。
- ダーツの魔術
空中に数字の書かれたダーツの的を召喚、回転させて数字をターゲットに張り付け、その順番に的から放ったダーツで攻撃していく。
- 布の魔術
取り出した布を相手に被せ、後述の「幻想青魔界」に転送する。あちらから戻る方法は三世を攻撃する以外にないため、実質的な一撃必殺技となる。
- 神手(すりぬけるて)
物質を通り抜けてものを掴む。毛玉を掴み出すのに使用したがボーボボ戦では失敗している。
- 箱の魔術
相手の身体を箱に閉じ込め、周囲に展開させた大量のナイフを次々に突き刺していく。
- 糸の魔術
不可視の糸で敵を縛りつける。
- ナイフの魔術
召喚したナイフを投げつける。
- 爆薬の魔術
爆薬を投げつける。
- 大布の魔術
布の魔術の強化型。単に布が大きくなっただけで効果は同じだが、三世本人も含め周囲の人物を一斉に転送できる。
- 舌の魔術
手品で伸ばした舌を敵に巻き付け、引き寄せて体内に取り込む。
- 聖剣の超魔術(ソードの-)
超奥義。地面から大量の剣を突き出して攻撃。真説版では、敵の足元に剣の束を突き刺し、ワンテンポ置いて地面から突き出す『ハンドレッド・ソード』という亜種技を披露した。
- ノン・トリック超魔術
超奥義。不可思議な現象を一斉に起こして攻撃する。
- インド象の魔術。
アニメオリジナルで、アバンにて使用。名前の通りインド象を召喚して襲わせる。
- 火炎花火の大魔術
大量の花火玉を召喚して広範囲を爆破する。モブとはいえ発毛獅志16区二人を一撃で仕留めた。
- 大剣の魔術
様々な種類の剣を飛ばす。
- トランプの魔術
無数のトランプカードを飛ばす。
- ハンドレッド・ソード
超奥義。地面から無数の剣の刃を突き出す。
- 聖マルハーゲ領域(ツルリーナワールド)
超奥義。毛の王国の人間が使う領域支配系の奥義を参考に編み上げた技。
ツルリーナ3世の支配する宇宙空間を展開する。
- 無重力イリュージョン
超奥義。大量の鉄球を操る。
- 総一億集団催眠の魔術
ツルリーナワールド発動中の地球にて毛狩りした全人類をけしかける。
- 大槍の大魔術
超奥義。大量の巨大な槍を放つ。
青藍の手品真拳
「大布の魔術」で移動した先で使用可能な真拳。精神を破壊することに特化している。
- 幻想青魔界
超奥義。この世とは異なる別の空間に広がる世界そのものだが、恐らくこれ自体が青藍の手品真拳によって作られたものと思われる。
- シルクハッ虫
シルクハット型の生物を食らいつかせ、理性を破壊する。
- 服従の青箱(ふくじゅうのはこ)
拘束台を召喚して敵を縛り付ける。ボーボボに使用したが「ハンガー大脱出」で逃げられ、間違えてOVERを攻撃してしまった。この時ばかりは珍しく驚愕している。
- 青手(クラッシュハンド)
敵の頭を手でつかみ全ての理性を吸い取る。シルクハッ虫の効き目が薄かったボーボボを完全に無力化するために使用したが、「アフロ黄金郷」のトリガーを引いてしまう結果に終わった。
容姿
赤い短髪とコートを纏った人間となんら変わらない姿。だが、実際は100年前に全世界を制圧した頃に毛の人間達によって真の姿と力を封じられていた姿だった。
元に戻るために毛の人間のエネルギーの塊であり心臓でもある毛玉を手に入れようと目覚める際、部下達に毛の人間(この場合はボーボボ)の生け捕りを命じたり、戦闘では自ら毛玉を奪い取ろうとした。
直接対決の際に毛玉を奪おうとするものの、ボーボボに翻弄され続け失敗。
業を煮やし彼(と巻き込まれた首領パッチ)を直接体内に取り込む。しかし2人ごと取り込んだ結果、丸顔出っ歯の謎生物が丸縁メガネにつぎはぎ学生服を身につけたヘンテコな姿になってしまう。天の助曰くファイティング苦学生。
さらに2人が体内で茶の間を作るわ「ロケット花火ごはん」と言いながら花火まみれにするわとやりたい放題した挙句に脱出され元の姿に戻されてしまう。
毛の王国編では、再び毛玉を手に入れるためコンバット・ブルースと新・毛の王国を訪れ、そのラストで瀕死状態だったビービビから毛玉を奪い、真の姿に戻った。
『真説』では真の姿で登場しており、背中から4本の巨大な触手が生えた以外は人間の容姿である。
最終話の前の話では腕が四本になり、より異形と化した。
余談
澤井氏によると相当な難産キャラだったらしく、「髪の毛が赤い」こと以外は何一つ決まっていなかったらしい。
現在の設定は本格的な登場の直前にまとめて考えたという。
関連タグ
ネオ毛狩りランドMAX…4世が用意した拠点。