概要
埼玉県浦和競馬組合が浦和競馬場ダート1400mで施行するダートグレード競走(JpnⅢ)。
1991年にダート1900mの重賞・「テレビ埼玉杯」として創設、2005年施行距離が1400mに変更された。
創設当初は年度末開催、その後1997年から5月に施行時期を移し、2005年に距離が短縮された当初は6月、翌年から年末12月開催に施行されていた。
2008年度からは一新して埼玉新聞杯とともに競走名が変更され、浦和競馬所属で中央競馬移籍後にJRAのGⅠ競走を制したトロットサンダーの功績を記念して、2008年3月に「トロットサンダー記念 オーバルスプリント」と決定された。
2011年からは短距離競走の整備の元、9月に施行時期を移し、新たに中央所属馬を含めた指定交流重賞競走として施行。テレ玉杯(テレビ埼玉)の冠競走が復活する。
なお規定に伴い、施行2年間はダートグレード競走としての格付けを行わず、重賞として施行された。2013年からJpnⅢに格付け。
競走条件
出走資格
サラブレッド系3歳以上。出走枠は中央競馬所属馬4頭、南関東地区所属馬5頭、南関東地区以外の地方所属馬3頭と定められている。
「習志野きらっとスプリント」上位2着までのうちの南関東所属最先着馬とプラチナカップ」の優勝馬、さらに「アフター5スター賞」の優勝馬には優先出走権がある。
負担重量
別定。3歳52kg、4歳以上54kg、牝馬2kg減(南半球産3歳2kg減)を基本に、更に以下のように負担増となる。ただし2歳時の成績は対象外。
本年9月9日より過去のGⅠ・JpnⅠ競走1着馬は5kg増、GⅡ・JpnⅡ競走1着馬は3kg増、GⅢ・JpnⅢ競走1着馬は1kg増。
上記重量に加え、G・Jpn競走を通算3勝以上は1kg増とし、さらに2勝ごとに1kg増とする。
負担重量の上限は3歳58kg、4歳以上60kg、牝馬2kg減(南半球産3歳56kg、同牝馬54kg)。
優先出走権付与
優勝した南関東所属馬には「サンタアニタトロフィー」の優先出走権が付与される。