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デスマトスクス

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ですまとすくす

爬虫綱アエトサウルス目スタゴノレピス科に属し、中生代三畳紀後期の北アメリカに棲息した植物食爬虫類の1つである。

概要

属名は「繋がったワニ」を意味する。外見こそサウロペルタなどノドサウルス類の鎧竜に似ているが、恐竜ではなくクルロタルシ類アエトサウルス類に分類され、ワニ類に近い仲間である。

全長3~5mとアエトサウルス類の中でも大型で、木の葉形の歯から近縁種と同様にトクサシダ等の植物等を食べる植物食動物だったと考えられる(昆虫なども食べる雑食性だった可能性もある)。口先はシャベルのようになっており、現在のイノシシなどのように土壌の根や昆虫を掘り起こすために使ったと考えられている。

体にはたくさんの甲板を備え、体の上部全面だけでなく尾腹部も覆っていた。また体側面からは5対の長い棘が生えて、後の時代に登場するノドサウルス類に似た姿となっていた。三畳紀当時の北米では最強の肉食動物であるポストスクスの骨格化石と共にデスマトスクスの骨の一部が見つかっていることから、この棘は身を守る武器となっていた可能性が高い。

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