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デュエル・バスターズ

でゅえるばすたーず

デュエル・バスターズとは、「蒼き団長 ドギラゴン剣」というカードがデュエルマスターズ界にもたらした一種のブームである。
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デュエル・バスターズとは編集

デュエル・バスターズとは、2016年5月28日に発売されたDMR-21革命ファイナル拡張パック第1章

ハムカツ団とドギラゴン剣に目玉カードとして収録された「蒼き団長ドギラゴン剣」が、その後新殿堂によって規制される2019年3月1日までデュエル・マスターズ環境で暴れまわったことを言う。

デュエル・バスターズの経緯編集

革命ファイナル環境編集

2016年5月、革命ファイナル編第1弾「ハムカツ団とドギラゴン剣」に「蒼き団長 ドギラゴン剣」が収録される。発売後即座に様々なデッキが組まれ、中でも2ターン目にコスト5以上の火または自然のクリーチャーに革命チェンジ、3ターン目にドギラゴン剣に革命チェンジし、「勝利のアパッチウララー」、「絶叫の悪魔龍イーヴィルヒート」など強力な多色クリーチャーを出し、そのままフィニッシュする3ターンキルを実装した成長バスターが環境入り。多くのプレイヤーを恐怖のどん底に陥れた。

新章デュエルマスターズ環境編集

2017年3月25日に発売されたDMRP-01デュエル・マスターズ 拡張パック新1弾 ジョーカーズ参上!!で始まった新環境では、新弾に収録されていた「異端流しオニカマス」などの踏み倒しメタが登場。多くの人々はドギラゴン剣が環境から退くことを期待していた。

しかし、新弾発売直後、革命ファイナル環境でやや環境落ちしていた5cドギラゴン剣が新発売された「アクアン・メルカトール」を搭載して環境復帰。そして「次元の霊峰」を搭載した霊峰バスターも登場し、追い打ちのようにメタカードだったはずのオニカマスを搭載した赤青黒バスターが登場。この時点でドギラゴン剣系列デッキは手のつけようがない状態になっていた。

そして多くのデュエルマスターズプレイヤーが待ちに待った2018年3月1日の殿堂発表。発表されたのは、

「音精ラフルル」と「単騎連射マグナム」だった。二つともドギラゴン剣デッキの主要パーツであるものの、到底この時期のバスターの強さを止める一手にはならなかった。

双極編環境編集

2018年3月31日に発売されたDMRPー05では強力なツインパクトカードが登場する。

ようやくバスター環境に終止符が打たれたと思ったのもつかの間、さらにドギラゴン剣デッキを強化するようなカード、「龍装者バルチュリス」が収録。

同年の殿堂発表で「次元の霊峰」と「勝利のアパッチウララー」が殿堂入りするも、やはり決定打とならなかった。

そしてDMEXー02では、相手の「異端流しオニカマス」を除去できるメタカード「ゼンメツー・スクラッパー」が登場。もはや環境はドギラゴン剣の物になっていた。

デュエルバスターズの終わり編集

このドギラゴン剣の環境の独り占め状態にデュエルマスターズプレイヤー達は途方にくれ、新殿堂発表でも「またどうせ周辺パーツの規制だろ...」と落胆していた。

しかしそんな中、ワールドホビーフェアの会場で発表されたのは何と「蒼き団長ドギラゴン剣」本体であった。会場は歓喜に湧き、例年一番盛り上がった殿堂発表となった。そしてこの殿堂発表により、5cバスター、赤青黒バスターなどは環境落ち。ドギラゴン剣はひっそり息を潜め、赤緑モルトNEXT等で使用されるようになった。

復活の団長編集

2020年11月21日、6年ぶりとなるスーパーデッキ、蒼龍革命が発売された。そう、デッキ名でお察しの通り、ドギラゴン剣を軸にしたデッキである。このデッキは2017年全国大会で使用されたタッチ光赤青ドギラゴン剣をベースに作られている。

目玉となったカードは蒼き守護神 ドギラゴン閃。自然文明ではなく光文明との複合になっており、ブロッカーの追加、スピードアタッカーの付与がターン終了時のアンタップに、合計6以下の多色の踏み倒しが山札の上から4枚になっており、攻撃よりの剣と違って防御よりのスペックになっている。

登場後すぐに環境で使われ始め、剣よろしく様々なデッキタイプが生み出された。蒼龍革命をベースにした白青赤型、光を抜いて水のメタカードや火の速攻系を増やした赤青型、「百鬼の邪王門」と「ボルシャック・ドギラゴン」を採用しカウンターを狙う赤黒型、優秀なドラグナーを多用する赤白型、「天災 デドダム」を採用した5色型等多くのデッキタイプが生まれ、環境で競り合っている。

2023年には、ドギラゴン剣を4枚積みにできる大会『ドギラゴン剣解禁祭』が開催された。そのため、復活したドギラゴン剣がその大会で大暴れするだろうと思われていたのだが…(こちらも参照)。

デュエル・マスターズ_プレイスでは編集

『蒼剣革命 -CHANGE THE FIELD-』にて、無調整での実装となり、プレイス版限定ではあるが、ドギラゴン剣が4枚入れられるようになった。しかし、あちらでは相性が良い「絶叫の悪魔龍イーヴィル・ヒート」は実装されているものの、同じく相性が良かったクリーチャーである「勝利のアパッチ・ウララー」が未実装、「次元の霊峰」が探索(つまり、それを使う場合は多色カードを3種類に絞らなければならない)であること、スピードアタッカーメタである「封魔ウアラク」が登場しているなど、TCG版とは全く異なる状況になっているため、「プレイス版のバスターは案外大丈夫なんじゃ無いの?」という意見が多く、同時期に実装される百族の長_プチョヘンザやオリジナルカードの神歌の歌姫_キリコ・アンプラウドが注目されることとなる。


しかし…








デュエル・バスターズプレイスの開幕編集

蓋を開けてみればただのフラグだった。

無調整で実装された結果、案の定ランクマはND、AD共にバスターで溢れかえったのであった。

紙のように「成長バスター」から始まるのではなく既に紙の方で様々な型が開拓されてるせいか、いきなり色々な型のバスターデッキが環境を席巻することとなり、代わりにバイクがスクラップにされ環境から姿を消した。

蒼剣革命編集

リリースされた当初は受けをかなぐり捨てて3キルに特化した「成長バスター」と受けてから返す「赤黒バスター」が主流。

特に赤黒バスターは「ボルシャック・ドギラゴン」と「革命の鉄拳」がそれぞれ4積みされているため非常に安定している。

そのほかにも「モルネクバスター」、「デアリバスター」、「クローシスバスター」などのバリエーションもみられた。

この頃の踏み倒し先は前述の「イーヴィル・ヒート」、マナから3以下のクリーチャーを踏み倒せる「レヴィアターン」、手札かマナを肥やせる「リュウセイ・ジアース」、2ハンデスができる「ベロリンガー」が主流。

ただし前述のキリコもまたぶっ壊れていた他、アパッチ・ウララーも未実装なため、バスター1強とはならないが、バスターに有利なデッキを作ればキリコに不利になりキリコに有利なデッキを作ればバスターに不利になるというND、AD共にキリコとバスターの地獄の2強環境を築き上げた。


「LEGEND OF PLAY'S 2025」編集

デュエプレ5周年の記念にリリースされたパックと同時に、「スーパーレジェンドデッキ2025 熱血のドギラゴン伝説」にとある衝撃のカードが実装された。


勝利のアパッチ・ウララー R 闇/火文明 (6)
クリーチャー:メルト・ウォリアー/ダークロード/ハンター 3000
バトルゾーンに出た時、相手のランダムな手札1枚を公開させる。そのカードと同じ文明を1つでも持つ、コスト8以下のハンター・サイキック・クリーチャー1枚を自分の超次元ゾーンから出す。

ついに実装しやがった。

破壊時効果がなくなり器用さは失われたもののそれでもワンショットが出来るようになったのはデカい。

さらに2024年12月17日のメンテナンスにおいて、探索になっていた「次元の霊峰」が超探索(つまり、今までは多色カードを3種類に絞らなければならないという問題点が5種類に増えたことで少し解消されている)に変更される(参考)ことが判明。

トドメとばかりにNDではスタン落ちしていたウソと盗みのエンターテイナーが再録されたことにより踏み倒しにも強く出れるように。

これによりただでさえ暴れていたやつがさらに暴れて手がつけられなくなるのはほぼ確定的となった。


ところが…。


禁断ノ刻編集

DMPP-29「禁断ノ刻 -BLACKOUT JUDGEMENT-」では、ドギラゴン剣を一気に強化させた、ぶっ壊れレベルのデュエプレオリジナルカードが実装されることになる。そして、そのカードは、前述した「勝利のアパッチ・ウララー」や上方修正された「次元の霊峰」よりも優先して、ドギラゴン剣がメインのデッキで採用されることが多くなった。

そのクリーチャーの名は、「超DXブリキンアース」。

【仕事絵】超DXブリキンアース

超DXブリキンアース R 火/自然文明 (5)
クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団 4000
バトルゾーンに出た時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からハムカツ団をすべて手札に加え、それ以外をランダムな順番で山札の一番下に置く。
自分のマナゾーンにハムカツ団が3枚以上あれば、このクリーチャーは「スピードアタッカー」を得る。

マナゾーンにハムカツ団が3枚以上あればスピードアタッカーを得るだけではなく、バトルゾーンに出した際には、最大3枚のハムカツ団を手札に加えるという、とんでもない能力を持って実装してしまった。もちろん、ドギラゴン剣の能力でコスト踏み倒ししたら、最大6ドローできるというぶっ壊れ性能に変化する。

さらに、このカードが登場したことによって、ロマンカードとして扱われることが多かった「荒ぶる大佐ダイリュウガン」が実戦級のロマンカードとして引き上げられるようになり、大幅な強化が施されることになり、さらに同弾ではフィニッシャーの「シン・ガイギンガ」も実装された。

その結果、ドギラゴン剣、ブリキンアース、ダイリュウガン、シン・ガイギンガなどのハムカツ団を中心とした、TCG版では存在していなかったデッキである赤緑バスター(ハムカツ団)が成立することになり、そのデッキがランクマを埋め尽くすという事態になってしまった。


一方、前弾で活躍し、前述したように「ウソと盗みのエンターテイナー」が再録されたことでNDでも使えるようになったことから強化された赤黒バスターだが、そのデッキにも、あちらとの相性が良い「メガ・マナロック・ドラゴン」と「スクランブル・チェンジ」が実装された(他にも、相性の良いクリーチャーとして「虹彩奪取 ブラッドギア」も獲得し、そちらも赤黒バスターに入れられることが多い)。

前者はTCG版よりもかなり弱体化したが、後者はTCG版と同じ性能で実装された。

マナロックとスクチェンの登場によって、間に合うかどうかで勝負が変わっていた5Cビマナも対応可能になるほど強化されたことで、前述の「勝利のアパッチ・ウララー」や「ウソと盗みのエンターテイナー」と共に採用された赤黒バスターがランクマッチで活躍することに。

だが、マナロックが弱体化されたことによって、1マナのロックでは強烈に刺さるという場面が少なく、手放しで強いカードとは言えないという理由から、マナロックとスクチェンを採用した赤黒バスターは次第に減少傾向になっている。


もちろん、前弾から活躍していた成長バスターも、DMPP-29で実装された且つ成長バスターを強化させたカードは「刀の3号 カツえもん剣」だけという状況だったが、相変わらず環境で活躍している状況である。


また、赤緑バスターや赤黒バスターよりも数は少ないが、DMPP-29では、TCG版でも相性の良かった「Mの悪魔龍 リンネビーナス」や、能力が調整されて弱体化していたが、それでも強力である「音精 ラフルル」が登場したこともあり、「アルカディア・スパーク」「界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ」などと共に入れた5cバスターも結果を残している。


以上の点から、前弾から活躍していた成長バスターと赤黒バスターに加えて、ブリキンアースの登場で成立された赤緑バスターの3つのバスターデッキが環境を席巻することになった。

そして、2025年2月10日に開催された「2024 Spring vol.3」のメタデータでは、およそ4割がドギラゴン剣系統のデッキ(赤黒バスター:17.5%、赤緑バスター:11.2%、成長バスター:10.9%)という事態になってしまった(参考)。


一応、ドギラゴン剣以外にも、例えば「BATTLE ARENA 2025 WINTER」で優勝した経験を持ち、白単ミラダンテの活躍も目立っているが、それでも、勢いを増しているドギラゴン剣はランクマッチを中心に活躍している状況であり、今後何かしらの動きが無い限り、ドギラゴン剣が環境を座巻するのは変化しないと思われる。



関連タグ編集

蒼き団長ドギラゴン剣 殿堂入り


バランスブレイカー みんなのトラウマ 公式チート


無双竜機ボルバルザークBAKUOOON・ミッツァイル絶望神サガ…同じくDMPの間で物議をかもしたぶっ壊れカード達。


アクア・ギャクテンポインター…こちらも(エラッタが施されるまでは)ドギラゴン剣と同様、DMPの間で物議をかもしたカードだった。

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