概要
プロフィール
来歴
トニー・スコットは、イギリス出身の映画監督、映画プロデューサー。
細かいカットの切り返しや、CGに頼らない迫力を追求した大袈裟ともいえる映像装飾が特徴。
3人兄弟の末っ子であり、7歳年上の兄リドリー・スコットも同じく映画監督。
ロンドン王立美術大学で美術を学び画家として生計を立てていたが、兄リドリーの後を追うように映画界に入り、1970年には兄弟でに映画製作会社スコット・フリー・プロダクションズを設立した。
CM制作に多数携わったのち、1983年の『ハンガー』で長編映画監督デビュー。活動拠点をアメリカに移した後、1986年の『トップガン』の大ヒットにより監督として世界に名を馳せる。
2002年には『チャーチル/大英帝国の嵐』でエミー賞を受賞した。1995年の『クリムゾン・タイド』以降はポリティカルアクション映画を多く手掛けている。
2012年8月19日、カリフォルニア州サンペドロのヴィンセント・トーマス橋から飛び降り、その後死亡が確認された。遺書が見つかっており自殺とみられ、多くの業界関係者やファンにショックを与えた。
享年68歳。『アンストッパブル』が最後の監督作、遺作となった。(余談ではあるが『アンストッパブル』は日本ではリドリー監督の『ロビン・フッド』(ラッセル・クロウ主演)と同時期に公開されていた。)
主な作品
映画
『トップガン』(1986年)
『ビバリーヒルズ・コップ2』(1987年)
『デイズ・オブ・サンダー』(1990年)
『ラスト・ボーイスカウト』(1991年)
『トゥルー・ロマンス』(1993年)
『クリムゾン・タイド』(1995年)
『ザ・ファン』(1996年)
『エネミー・オブ・アメリカ』(1998年)
『スパイ・ゲーム』(2001年)
『マイ・ボディガード』(2004年)
『ドミノ』(2005年)
『デジャヴ』(2006年)
『サブウェイ123 激突』(2009年)
『アンストッパブル』(2010年)
ドラマ
『NUMBERS 天才数学者の事件ファイル』原題:NUMB3RS(2005-2010年)
ミュージックビデオ
ケニー・ロギンス「デンジャー・ゾーン」"Danger Zone"
関係が深かった人物
- トム・クルーズ:『トップガン』でブレイク。映画『トップガン マーヴェリック』のエンドクレジットにも「トニー・スコットに捧げる」の一文が添えられた。
- デンゼル・ワシントン:『クリムゾン・タイド』以降トニー監督作品に数多く出演。トニーの遺作の『アンストッパブル』でも主演を務めた。