概要
元々はツグミ科に分類されていたが、解析により1990年代に現在の分類に変更された。
体長は30cm程で、黄褐色で黒い鱗状の斑点が頭部から腰、翼の表面に密にあり、体の下抜部分は白っぽい。また嘴は黒く、足は肉色をしている。尚、雌雄共に同じ色をしている。
雑食性で、主に丘陵地や低山の広葉樹林に棲息しているが、林の多い公園などでも目撃されることがあり、雪原の多い地方に棲息しているものは、冬になると暖かい地へと移動し、木の枝の上に苔や枯れ枝で巣を作る。
日本では留鳥、あるいは漂鳥として周年生息しており、本州や四国、そして九州の低山~亜高山帯で繁殖し、北海道には夏鳥として渡来する。
さえずりは「ヒィー、ヒィー」「ヒョー、ヒョー」で、地鳴きは「ガッ」。主に夜間に鳴くが、雨天や曇っている際には日中でも鳴いていることがあり、その独特の不気味な鳴き声は、妖怪「鵺」のモデルになったとされている。