『ちゃん』付けが相応しい『トロン』は複数存在するが、pixivでは『SDガンダム』と『ロックマンDASH』のキャラクターに集中している。
後者には『トロン・ボーン』というフルネームが存在しているため、ここでは『SDガンダム』のトロンちゃんについて。
概要
漫画『元祖! SDガンダム』(横井孝二)で登場。メインヒロイン扱いで連載終盤まで活躍していた。
ヘビメタガンダムがジャーマネ三河(B-CLUBショップ店長(当時)の三河氏)とともにバンドメンバーを募集した結果、ドラム担当ハリケーンガンダム、ベース担当スパークガンダムに続き、キーボード担当ミディガンダムとともに参加したのがボーカル担当のトロン嬢である。
なお、彼女のキャラクターデザインはかの菊池通隆とのことである。
ライブ会場ではバリバリイケイケ、普段はおしとやかな女の子。素手でMSをボコボコにしてしまう戦闘能力の持ち主(SD世界のMSは宇宙世紀の約1/10のサイズとされており、ガンダムやザクは人間とほぼ同等かやや大柄という程度)。
ストリートファイターⅡのパロディネタではトロン・リー(蕩麗)として例のコスチュームを着用している。
ジャーマネ三河による音楽レッスンを受けていたが、その結果芸風が演歌になっていた(この時点ではギャグだったが、その後の活動を見る限り演歌レッスンも無駄ではなかったようである)。
当初はこのメンバーで『ヘビメタガンダムバンド』として活動していたが、『ライブ・ハウス・クラッシャーズ』と改名。『SDコマンド戦記』のストーリーに組み込まれ、ヘビメタガンダムとスパークガンダムが元祖SDガンダムで商品化されている。
特に大きかったのは劇場映画『機動戦士SDガンダムまつり』(1993年)の『ファイナルフォーミュラーVSノウムギャザー』で、派手な戦闘シーンをバックに『ペナルティキックオールディーズ』というバンドがライブ演奏を繰り広げるという展開だが、このバンドは『ライブ・ハウス・クラッシャーズ』の変装だった(バレバレすぎて変装しているつもりだと気付かないレベル)。
トロン嬢を演じるのは、折笠愛氏。
ロックオペラ『ペナルティキックオールディーズ組曲』がアルバム『機動戦士SDガンダム 音搦大歌合』に収録されている。
ちなみに彼女の故郷の惑星はコスモザタリオン帝国に征服されたらしい。
この影響で、本来のバンド名である『ライブ・ハウス・クラッシャーズ』より『ペナルティキックオールディーズ』の方が有名になっており、pixiv上でもタグ用例は後者の方が多い。