ドクター・ストレンジ(映画)
どくたーすとれんじ
2016年11月4日全米公開、2017年1月27日日本公開。
MCU第14作であり、ドクター・ストレンジシリーズ第1作。
MARVEL世界最高の魔術師であるドクター・ストレンジを主役とする。
主演は『スター・トレック イントゥ・ダークネス』のジョン・ハリソン役やドラマ版「シャーロック・ホームズ」の主人公ホームズ役などで、日本でも抜群の知名度と人気を誇るベネディクト・カンバーバッチが演じる(吹き替えはカンバーバッチをほぼ専属で担当している三上哲)。
原作とは幾らか相違点があり、エンシェント・ワンの性別や、モルドのキャラクター設定、修行場所がチベットからネパールに変更されるなどしている(これはチベット問題への配慮ではないかと考えられる)。
スティーヴン・ストレンジは、傲慢な性格が玉に瑕のNYの天才外科医であったが、ある交通事故に遭ったことで外科医を続けるには致命的な怪我をしてしまい、一瞬にしてその輝かしいキャリアを失ってしまう。あらゆる治療法を試した彼は、最後にカトマンズの修行場カマー・タージに辿り着く。そこで神秘の力を操る指導者エンシェント・ワンと巡り会った彼は、未知なる世界を目の当たりにして衝撃を受け、ワンに弟子入りする。そして、過酷な修行を経ながら、魔術師として少しずつ成長していくストレンジ。
しかし、そんな彼の前に、闇の魔術の力で世界を破滅に導こうとする魔術師カエシリウスが現われ、人類の存亡をかけた戦いの渦に巻き込まれていく…。
- スティーヴン・ストレンジ / ドクター・ストレンジ
- モルド
- クリスティーン・パーマー
- ウォン
- ニコデマス・ウエスト
- ジョナサン・パングボーン
- ハミヤ
- ルシアン・アスター / ストロング・ゼロッツ
- ブルネット・ゼロッツ
- トール・ゼロッツ
- ブロンド・ゼロッツ
- ソル・ラマ
- ティナ・ミノル
- ダニエル・ドラム
- エンシェント・ワン
- バスの乗客
他のMCU作品との繋がり
本作は、『アベンジャーズ』シリーズと同じ世界(マーベル・シネマティック・ユニバース)が舞台となっており、作中でもアベンジャーズの名前が出る他、エンドクレジット後にはとあるキャラクターがゲスト出演し、ストレンジが登場する次の作品への伏線となっている。
劇中で、ストレンジが事故に遭う直前に電話を通じて入ってきた急患連絡で「脊髄を損傷した空軍中佐」という台詞が出てくるが、ローディではないことを監督が明言している。
- 本作におけるエンシェント・ワンの設定はコミック版とは性別・民族などが変更されているが、おそらくはギャグとしてコミック版のエンシェント・ワンにそっくりな魔術師が一瞬だけ登場する。
- コミック版ではストレンジの従者的な立ち位置だったウォンは、MCUにおいては、本作以降、個性的かつ重要なキャラとなっていく。