カードテキスト
通常モンスター
星3/闇属性/アンデット族/攻1600/守 0
魔力により蘇ったドラゴン。
はく息は触れるものを腐食させる。
概要
原作マンガにてゴースト骨塚が使用、実質的に彼のデッキ最大の戦力として活躍したモンスター。「ドラゴンゾンビ」と言えばフィクション作品では難敵として取り扱われることが多いが、遊戯王OCGのドラゴン・ゾンビは少なくとも単体では脅威となるモンスターとは言い難い。
原作では「ドラゴン・ゾンビ」というモンスターカードが存在するわけではなく、あくまで地を這うドラゴンがリビングデッドの呼び声によってゾンビ化して蘇った姿である。肌の色が黄土色から紫に代わり、腐った肉体が欠けているなどゾンビらしいデザインになっている。フィールド効果やゴースト王-パンプキング-の能力(原作仕様)によりどんどんパワーアップし、最終的には真紅眼の黒竜をも退ける攻撃力となって城之内を圧倒した。
しかし、リビングデッドの呼び声の副作用によって守備力が0になってしまったことが仇となり、右手に盾を左手に剣を(原作効果)によって実質無力化、逆にパワーアップした格闘戦士アルティメーターの拳に打ち砕かれ、その際のダメージによって骨塚は敗北した。
遊戯王OCGでは他のゾンビモンスターと共に通常モンスターとしてカード化された。やはり守備力は0であり、地を這うドラゴンと比べると総合的な戦闘力はダウンしてしまっているが、レベルも下がったおかげでリリース無しで召喚可能になった。ついでに金色の魔象の融合素材としての役割も与えられている。
闇属性のアンデット族なのでサポートはなかなか充実しているが、攻撃力が1600という悪い意味で絶妙な数値となっており、微妙にサーチしづらく、戦力としても不安が残るという痒い所に手が届かない仕様。
通常モンスターなので当然特別な効果など持ち合わせておらず、原作のように何度も復活してくる事も無い(そもそも復活効果は原作版リビングデッドの呼び声の効果であり、ドラゴン・ゾンビ自体が備えていたものではない)。レベル3としては高めであった攻撃力も、現在では同じレベル3のモンスターにも抜かれるようになってしまい、力不足は否めない。使用するのであればカメンレオン、おもちゃ箱などに対応している点を生かすことになるか。
ただ、OCG以外ではそれなりに優遇されているのか、バンダイ版・モンスターカプセルGBなどで時折採用されている。