概要
知能が遅れており低い水準にとどまっている事を示す「低能」に、「ド」をつけて強調した表現である。
荒木飛呂彦原作の漫画「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」では、パンナコッタ・フーゴがナランチャ・ギルガに向かって以下のように発言していた。
このチンピラが オレをナメてんのかッ!
何回教えりゃあ理解できんだコラァ!
ろくご30ってやっておきながら
なんで30より減るんだ
この…… ド低能がァーーッ
pixiv内のこのタグのイラストもそれに関連するものである。
クサレ脳ミソ
2005年発売の文庫版では「この……クサレ脳ミソがァーーッ」へ変更されており、「低能」が差別用語であるとして変更を余儀なくされたらしい旨があとがきに記載されている。
文庫版の方が酷いともとれる表現である。
またその後に続くナランチャの台詞「低能って言ったな…~~殺す」も変更されているのだが、「クサレ脳ミソって言ったな……人を見下す言い方は良くない!」と言葉狩りへの皮肉とも取れる台詞になっている。
ゲーム版
黄金の旋風では、本体モードの特殊技「ド低”脳”がァーッ!」として実装されており、ブチ切れることで通常攻撃のモーションが変化する。「ド低”能”」とは無関係の造語なのでご安心ください。
また威力が最も高い攻撃であるスタンドシュートにもこの台詞が使われており、フーゴを象徴する戦闘ボイスという扱いが強い。
ちなみにアナザーストーリーモードでは何故かアバッキオがフーゴの台詞を度々借用しており、ペッシ戦では本台詞を、セッコ戦では「このチンピラが、オレをナメてんのかッ!」の方を叫ぶ。
ASBでは必殺技「クサレ脳ミソがァーーーッ」として実装されている。フォークで突きを出し、ヒット後に相手の頭を掴んで地面に叩きつける、所謂打撃投げ。
テレビアニメ版
文庫版と同じく「クサレ脳ミソ」に変更されている。
因みに台詞の流れは
このチンピラが オレをナメてんのかッ!
何回教えりゃあ理解できんだこの……
クサレ脳ミソがァーーッ
になっていた。
しかしカットされたわけではなく、様子を見ていたグイード・ミスタとレオーネ・アバッキオのやり取りの裏で
ろくご30ってやっておきながら
なんで30より減るんだ
と、尺の節約をしつつしっかりと言っている。
この時、机が3回揺れていたのでナランチャは3回くらい頭を机に叩きつけられている事になる。
これはナイフを取り出して怒るにも納得がいく。