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ナショナル・トレジャー

なしょなるとれじゃー

2004年に公開されたのアドベンチャー・アクション映画。本記事では続編およびリブート版も記載する。
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概要編集

2004年に公開されたアドベンチャー・アクション映画。主演はニコラス・ケイジ(映画版)。ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ制作。

「歴史に埋もれた秘宝の手がかりを遺物から読み解き、それを狙う悪者たちに先んじて発見・確保する」というあらすじ。この映画シリーズにも似ているが、こちらは現代が舞台のため、スパイ映画的な要素も多数含んでおり、狙うお宝が国家の暗部に関わることもあるため国家の機密情報に迫るためハッキング・潜入する、場合によっては大統領も誘拐するというスパイアクション的な要素もあるのがお約束。

2007年に続編である「ナショナル・トレジャー〜リンカーン暗殺者の日記〜」(ソフト化の際に「2」のナンバリングがされた)が公開。その後2010年代には「3」の制作の噂もあったが、さまざまな要因が重なり立ち消えに。

時は流れて2020年にディズニーからテレビドラマとしてリブートされることが発表され、2022年に配信開始。


あらすじ編集

ナショナル・トレジャー編集

幼い頃祖父から一族に伝わる「テンプル騎士団の秘密の財宝」に関わる伝説を聞いたベンジャミン・ゲイツはそれが長じて考古学者となり、富豪の冒険家イアン・ハウと共に伝説に語られる「シャーロット」という戦列艦から財宝への鍵となる象牙製のパイプを発見する。そのパイプに記された暗号からアメリカ独立宣言書に宝の場所が記されてることを突き止めるが、独立宣言書を盗み出すことを強行しかねないイアンにベンジャミンは反発。ベンジャミンは宣言書が保管されている公文書館の責任者のアビゲイル・チェイス博士に警告を行うが相手にされず、やむなくイアンたちに先んじて宣言書を「保護」することに。偶然巻き込まれたアビゲイルも同行することになったベンジャミンと協力者であるラリー・プールはテンプル騎士団の秘宝をイアンたちより先に見つけることができるのか?


ナショナル・トレジャー2〜リンカーン暗殺者の日記〜編集

ベンジャミン達ゲイツ一族に激震走る!骨董品商人ミッチー・ウィルキンソンが突如として公開した「リンカーン暗殺犯ジョン・ブースの日記の"失われたページ"」にはゲイツ家の先祖がリンカーン暗殺事件に関わっていた証拠が示されていたのであった。先祖の潔白を証明するためベンジャミンは再び捜査を始めるが、その過程でアメリカ大統領が代々守り継いできた最高機密にたどり着く...。


登場人物編集

主人公。由緒あるゲイツ家の末裔であり、祖父から聞いた「先祖が当時の大統領から託されたテンプル騎士団に導く鍵」の伝説から考古学を志すが、その突飛な学説から学会から白眼視されている。そのためか指紋を偽装したり、温度計を誤作動させるなどの後ろ暗いテクニックにも長け、必要に応じて偽名を使うなど結構ワイルドな性格。その一方で功名心はなく埋没した歴史の真実を明かしたいという純粋な一面も持っており、遺物を金目のものとしかみない者とは対立しやすい。

リブート版には直接登場こそしてないが、ライリーと電話で会話する形でそれとなく存在が触れられている。ジェスたちが活動している間は他の案件で忙しいとのことだが...?

ちなみに、一作目のきっかけとなった「シャーロット」はかなり思い出深かったようで、愛犬のシェパードにシャーロットと名前をつけている


  • アビゲイル・チェイス(演:ダイアン・クルーガー/吹き替え:湯屋敦子)

ヒロイン枠。公文書館責任者(1作目)だが、イアンの犯行を警告しにきたベンジャミン達を軽んじた結果イアンたちの犯行を許してしまい、それに巻き込まれる形でベンジャミン一行に付き添うことに。なお、彼女も歴史学者だけあって結局ノリノリになっており、騎士団の財宝の中のアレキサンドリア大図書館の書物には目を輝かせていた。

2作目ではベンジャミンと一時期付き合っていたがうまくいかなかったことが語られているが、それでも再度彼の冒険に同行することになる。

リブート版には登場こそしてないが、ベンとはうまく続いている様子。


  • ライリー・プール(演:ジャスティン・バーサ/吹き替え:鉄野正豊)

ベンジャミンと協力する凄腕のハッカー。ベンジャミンとの友情は確かだが、古代の遺物を金銭価値の有無で判断するなど属っぽい性格。また、作中では彼の軽率な行動が事件を引き起こすことも多い。

セダスキーが急死したのを受け、リブート版でもまさかの登場を果たす。ベンとの友誼も続いており、名のあるトレジャーハンターとして世間に知られており、ポッドキャストも大人気とすっかりセレブの仲間入り。一方で、トラブルメーカー気質なところは相変わらずだが、ジェスと一緒にセダスキーの秘密の捜査室のパスワードの謎を解くなどベン不在でも謎解きができるようになっており、一人前のトレジャーハンターとして着実に成長している。


  • パトリック・ゲイツ

ベンジャミンの父親。彼も伝説を追い求める考古学者だったが、彼が祖父から財宝の伝説を聞く頃にはすでに廃業しており、ベンジャミンが成長してからはすっかりそこらへんの一般的老人になってしまっていた。ゲイツ家に伝わる伝説に対して「与太話」と断じていたが、ベンジャミンがシャーロットを発見したと聞いた際には、思わず喜んだ。また、イアンに対して咄嗟に嘘の伝承を伝えるなど頭も切れる。


  • エミリー・アップルトン

ベンジャミンの母親。登場は2作目だけ。パトリックとはかなり前に離婚している。一応大学で講師かつ「古代中南米言語の権威」として名を知られているため、ゲイツ一家の中では一番アカデミックな地位にいる。ベンジャミンのことは愛しているが、パトリックとはギクシャクしている...が映画終盤ではなんやかんやで息ぴったりの珍道中を繰り広げた。

リブート版でも存命であることが言及されている。変わらず「中南米言語の権威」として認知されている様子。


  • ピーター・セダスキー

FBI捜査官。公文書館の独立宣言書を盗みに入ったベンジャミンとイアンを追いかける。実はフリーメイソンの一員であり、それゆえテンプル騎士団の秘宝を見つけたベンジャミン達に対して便宜を図った。2作目はベンジャミンの友人として「大統領に伝わる秘密文書」について話した。

リブート版(後述)にも登場する数少ないキャラクターであり、主人公ジェスに対してある国家機密の財宝の「鍵」を託す。なお、この際にベンジャミンたちのことを「正義を貫いた者たち」と述懐していた。ジェスに「鍵」を託した翌日に急死。死因は一応「老衰」とされていたが...?なお、既婚者であり軍人の息子ジャック(海の事故で死亡)と孫のリアムがいるが、リアムとは疎遠になっている。


  • イアン・ハウ

一作目のヴィラン。お金持ちの冒険者であり、「シャーロット」探索のパトロンでもある。一方で傲慢なところがあり、欲しいものは実力で奪う主義。そのためベンジャミンと対立する。


  • ミッチー・ウィルキンソン

2作目のヴィラン。骨董品商だがトレジャーハンターでもある。「リンカーン暗殺者の日記」の失われたページを突如公開し、ゲイツ家の名誉を傷つけた張本人。だが、本人は私利私欲のためというよりウィルソン家の名前を歴史に刻みたいというベンジャミンと近しい動機を持っており、最終的にはベンジャミンの口添えで彼もまた「英雄」となる。


リブート編集

2022年よりDisney+にてリブート版が配信開始。副題は「一族の謎」。

今回はテレビドラマ化されているうえ、主人公をジェス・バレンスエラという20代の女性に変更した。なお、ジェスはメキシコ出身のうえアメリカの国籍を獲得できていない、ジェスのルームメイトであるターシャは配信者をやっていたりと随所が現代風にアレンジされている。

ドラマ本編冒頭において映画版から引き続き出演しているのは老齢のセダスキーのみだが、それとなくベンジャミンたちも言及されているほか、映画版の遺物がそれとなく登場するなど映画ファンには嬉しいサービスもある。


あらすじ編集

ルイジアナ州の貸し倉庫で生活費を稼ぐ女性ジェス・バレンスエラは貸し倉庫の契約切れを起こした持ち主の偽名の謎を解き、ルイジアナ州郊外で隠居していたピーター・セダスキー元FBI捜査官のもとを訪れる。自身の偽名の謎を解き、かつ彼女の身につけているネックレスの紋章に注目したセダスキーは自分が生涯をかけて追いかけた最大の謎の鍵を彼女に託す。当初は単なる謎解き気分で託されていた謎を解いていたジェスだったが、同じ宝を追いかける闇の骨董品ディーラービリーやジェスの両親の生い立ちが複雑に絡まり合い、徐々に征服者コルテスの手から逃れた中南米文明の秘密の財宝への道が示されていく。


登場人物編集

  • ジェス・バレンスエラ

主人公。ルイジアナで色々な職業を点々としながらターシャたちと共同生活を送る女性。

実はドリーマー(不法移民を指すスラング)であり、FBIに入りたいと思いつつもその身分ゆえままならないという身の上。本人はドリーマーであることをとやかく思っていないが、そのことを話すと友達が離れたり、逆に過保護にされたりするというのが嫌で友達には伏せている。

出生地はメキシコであり、父ラファエル・リオスがサラザールなる人物の手勢に襲撃を受けた際母親ともども命からがら国外に逃亡した。母からは「父は泥棒だった」と聞かされ育ったが、セダスキーから託された謎を追ううちに自分の両親の素性、そして自分のルーツへと迫っていく。


  • ターシャ

ジェスのルームメイトで配信者。その関係でメカに強く、映画版におけるライリーのメカ面での役割を担う。当初は面白半分でセダスキーの謎に取り組んでいたが、ビリーの介入を受け動揺するジェスの尻を叩いてやる気を起こす心強い相棒に。


  • リアム・セダスキー

セダスキーの孫でバーのステージで連日歌っている駆け出しミュージシャン。父ジャックが海で事故死したことがきっかけで祖父ピーターとは疎遠になっていたが、彼の死後屋敷を渡されたこと、そしてジェスがたまたま同じバーに雇われたことから交流を深めていく。その途上で父の死は宝の捜索中でのことだったことを知り、一族の謎を解くべくジェスたちと共に行動する。

なお、バーで演奏しても誰も拍手しないなど人気はイマイチだったが、エルビス・プレスリーの生家でジェスを援護するため突発的に歌い出した際には来館者を魅了し、祖父の告別式で祖父のお気に入りの歌を披露した際にも参列者から盛大な拍手をもらうなど、技量自体は決して低くない。


  • オーレン

ターシャの友人かつ彼氏で一時期は一緒に住んでいた。ターシャともども映画版におけるライリーの役割を担っており、彼はトラブルメーカー兼オカルティックな眉唾情報通担当。スニーカーコレクターであり、スニーカーのレビュー動画で生計を立てている。それを利用され一度はビリー一味に拉致されるも、気を取り直して謎に取り組むなど結構肝が座っている。


  • イーサン

ジェスの幼馴染。彼氏のようなそうじゃないような微妙な関係。ジェスのことを大切に思うあまりから回ることも多いが、基本的には冷静かつ善人。ジェスからもきちんと信頼されている。


  • ビリー

闇の骨董品ディーラー。歴史上表沙汰にできないような曰く付きの遺物を闇から闇に売り捌くことで財を成しているセレブ。ジェスと同じく中南米の秘宝へと手を伸ばしており、ジェスたちの持つ情報や手がかりを得ようと暗躍する。

...とここまで書いた通りまごうことなきドラマ版におけるヴィランなのだが、彼女自身秘宝への並々ならぬ思い入れがあったり、探検中に亡くなった仲間に哀悼の意を表したりと決して悪辣一辺倒な人物ではない。もっと言えば、彼女は「理事会」なる組織に雇われているだけであり、「理事会」とは別の個人的な思惑がある様子。


  • ロス

FBI捜査官。ちなみに直属の上司はセダスキーの元部下で映画にも出ている。

オーレンが拉致された際に通報したターシャとジェスを「イタズラ」と決めつけるが、上司の「どんな通報でも真実だと受け取らなければ」(これは映画一作目のベンたちの通報を無視した結果、独立宣言署が盗まれるという失態を犯したセダスキーの遺した自戒である)という忠告、そして不自然なタイミングで「老衰死」したセダスキーを不審に思い独自に捜査を開始。ある意味ではFBI側の主人公。


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