概要
- 1927年の映画作品。
- 1954年の映画作品。
- 2023年の映画作品。出演はホアキン・フェニックス。
あらすじ(2023年版)
その男は英雄か、それとも悪魔か
1789年ー自由、平等を求めた市民によって始まったフランス革命。
マリー・アントワネットは斬首刑に処され、国内の混乱が続く中、天才的な軍事戦力で諸外国から国を守り皇帝にまで上り詰めた英雄ナポレオン。
最愛の妻ジョセフィーヌとの奇妙な愛憎関係の中で、フランスの最高権力を手に何十万人の命を奪う幾多の戦争を次々と仕掛けていく。
冷酷非道かつ怪物的カリスマ性をもって、ヨーロッパ大陸を勢力下に収めていくがー。
フランスを〈守る〉ための戦いが、いつしか侵略、そして〈征服〉へと向かっていく。
彼を駆り立てたものは、一体何だったのか?
2024年8月にアップルTVで50分近い追加シーンが有るディレクターズ・カット版が配信されたが、
- 劇場公開版よりも「ナポレオンとジョセフィーヌのダブル主人公」の側面がより強くなっている。
- 主にジョセフィーヌの視点から「フランス革命後の混乱期を女性がどう生き抜くか?」をテーマにしたシーンが追加されている。
という内容になっている。
批判
- あくまでもナポレオンとジョセフィーヌの関係を描いた映画となった為、いわば実在の「キャラが立った」ナポレオンの側近や関係者たち(例:文豪のアレクサンドル・デュマの先祖であるトマ=アレクサンドル・デュマ)が一応は画面に映ってるが台詞が全くない単なる人間の形をした背景と化してしまっている事が、全世界のナポレオン・オタク達を失望させる結果となった。