概要
初登場は八巻収録の第三十七話「その執事、新調」より。
「サヴァ(フランス語で「お元気?」「ごきげんいかが?」)」「トレビアン(フランス語で「素晴らしい!」)」等のフランス語を喋ることがある。
ロンドンに「ホプキンス・テイラー」という店も持っている。従業員はメグ、オーガスタという前衛的な衣装の二人がいる。
人物像
「女の子と十五歳以下の少年以外には興味がない」と公言しており、シエルは勿論、メイリンにも過剰なスキンシップを行うなどレズビアンやショタコンの気がある。バルドやフィニ等の成人男性にはぞんざいに接する。
セバスチャンのことは「ミスター石頭」と呼んでおり、格式を重んじ、伝統のある考えを押し付けるセバスチャンとは仲があまりよくない。
非常に活発な女性でフェミニスト。「女性はもっと自由になるべきです!」と言い、堅苦しい決まりに囚われない柔軟な発想の持ち主。足を大胆に露出したり(当時のイギリスでは足が最も卑猥な部位とされていた)、サリヴァンが来店した時は、当時少女たちの間で流行していた「アリス・スタイル」というおかっぱのような髪型にしたり(この時、女王への拝謁が決まっており、セバスチャンは格式高い結い髪を望んでいた)と型に囚われない自由な考え(特に女性の)を主張している。
仕立て屋としての腕は本物で、シエルの普段着は勿論、使用人の服や、イースターの時の新しい服や、二十二巻ではサリヴァンの普段着や女王拝謁のためのフルドレスを製作したり、子爵邸に潜入するためにシエルが着たイブニングドレスや、女王謁見のための正装などはニナが作っている。
二十三巻から始まった「青の教団」編のS4の衣装も彼女が作っているらしい。
イマジネーションが湧いてくると周りが見えなくなり、デザイン画描写や型紙制作や試着時にもやや暴走気味に、しかし楽しそうに作業に取り組んでいる。
余談
シエルの背中の焼き印については、作中でヌード採寸なども行っていることから知っていると思われる。(八巻に収録されているこのシーンでは、シエルは焼き印をリジーに見られることは危惧していてもニナに対しては言及していなく、その後普通に採寸を受けている)恐らくシエルやセバスチャンに固く口止めされているのだと思われる。
24巻で、ニナは先代からのファントムハイヴ家専属の仕立て屋であり、ファントムハイヴ家が「女王の番犬」としての特務執行機関であることを知っていた模様。
関連タグ
駒鳥シエル:この時のドレスは彼女が作った。