ニャーン(ワンパンマン)
にゃーん
「1度怪人化したら二度と人間には戻れない。」
「いいね遊びのテーマが決まった。キミ達の目の前であの子供をズタズタにしちゃおっと。」
漫画「ワンパンマン」に登場する怪人の1人。
怪人協会の幹部で、災害レベルは竜。
元々は普通の飼い猫であり、一方的な愛情を押し付けてくる飼い主の女性に嫌悪を示し、怪人化した。
弱い相手を玩具にしてズタボロに嬲り殺す事を好む凶悪かつ残忍な怪人。更に明らかに勝てない相手や苦手な相手からは逃げる自分勝手な性格の為、怪人協会に対する忠誠心は皆無。
怪人協会の幹部の肩書きを持つだけあって、その強さは他の怪人を遥かに上回る。
猫らしく細く長い爪で戦うというシンプルな戦闘スタイルをとり、爪の強度はライフルの弾丸を容易くはじき返す程である。
また、身体を紙のように薄くして、3mm程度の隙間をすり抜けられる体術も持ち合わせており、この体術を利用して、僅かに空いた隙間から壁をすり抜けたり、床の亀裂に潜って攻撃を回避することができる。障害物で壁を塞ごうが、少しでも隙間があれば通り抜けられてしまい、どれほどの猛攻撃でも攻撃の種類によっては、いとも容易く回避されてしまう。
また、彼に勝利している駆動騎士も「敵が慢心し油断していたことや事前に敵のデータを入手出来たから有利に戦えただけだ」と言っていることからも戦闘力の高さが分かる。
初登場は戦争の数日前。
臭蓋獄に侵入し、囚人たちを怪人化させる。
その後怪人化した囚人たちと共にぷりぷりプリズナーと交戦しダメージを与えるが、「一方的な愛情を押し付ける人間」である彼を嫌悪し撤退、追撃の巻き添えを食った囚人たちは死亡した。
さらに育ち過ぎたポチを殴り飛ばしたサイタマを危険視し、始末しようと不意打ちを仕掛けるも効かず、戦意喪失して、自らは戦線離脱し「これ以上幹部を務めていると自分にも危険が及ぶ」と考え、怪人協会から脱退してしまう。
その後、一怪人として人質であるワガンマを護送していた主将ミズキら一行を暇つぶし感覚で始末しようとし、全滅寸前にまで追い込むが、駆けつけてきた駆動騎士と交戦する。
1歩も譲らない一騎打ちを繰り広げ、一瞬の隙を突いてアーマーの隙間から侵入し、中から破壊しようとするも、アーマーを超高温に加熱されてしまい、焼き尽くされる形で敗北した。
死亡したと思われたが黒焦げの状態でまだ息があり、ヒーロー陣営の強大な戦力を痛感、敵対したことを後悔する言葉を残した。その後研究解剖されるために駆動騎士により回収されていった。