本稿は小説『ドキドキ!プリキュア』のネタバレに触れています。閲覧にはご注意下さい
概要
マナ達の活躍により、全ての手駒を失ったばかりか、自身が企てた計画が全て破綻し追い詰められたナメクジメガネこと倉田明宏が、ルストに四葉重工製の特殊強化装甲服<サイバネックスボディ>の器を提供する際に採取しておいた“ジコチュー細胞”を飲み込み怪物化した姿。
本作のラスボスであり、ドキドキ!プリキュアという物語における裏ボス的な存在でもある。
瞳は真っ赤な色をしており、頭には羊の角、背中には蝙蝠の羽、腕には虎のような鋭い爪が生えた、コブラの尻尾を持つ巨大な怪物で、マナから説明を受けた警部補が、巨大正体不明生物といちいち言うのがまどろっこしいので、その容姿から伝説の鵺に因んでこの名が名付けられた。
ちなみに倉田がかつてのベール同様にプロトジコチューとして再構築されなかったのは、倉田自身が持っている“ジャネジー”と“ジコチュー細胞”が融合して誕生したという理由からだと思われ、それ故なのか、倉田自身の自我も多少は残している様だ。
ジャネジーを吸収して口から破壊光線を吐く能力を持つ。
また自身の欲望に自我肥大化生物(ジコチューの事)を吸収して己の力に変える力を持つ。
ただしこの能力は人間誰もが持つ際限がない己の欲望を抑えきれなくなった結果誕生する怪物であるジコチューを己の糧とするという行為は<ウロボロスの円環>が起こり、倉田と<原初の闇>が繋がるという事態が発生して暴走状態に陥り、心を持たない怪物と化し、全てを無へと帰そうとする存在となり果ててしまうリスクを帯びている。