概要
ハフリンガーはイタリア、オーストリア、ドイツのバイエルン地方が原産地の馬で平均的な体高は約130cmぐらいでポニーに分類され、品種としての均質性が高い種類。
ハフリンガーの名前の由来は原産地であるイタリア北部の村の名前ハフリング(Hafling/イタリア名Avelengo)から。
特徴
ハフリンガーは全ての馬が栗毛で、尾とたてがみは淡色なのでとても見栄えのする美しい毛色が特徴。
体の幅が広く、よく筋肉が発達しており脚も太く、非常に強い背中を持っている。
ポニーというと小さい馬をイメージするかもしれないが、ハフリンガーは幅がありパワフルなので体格のよい大人でも軽々と乗せることができる上、今でも原産地では農耕馬として使われている。
病気にも感染しにくく、どんな飼料も消化する強い胃袋を持っているので原産地では大変重宝されている。
また、ハフリンガーの血液は殆どの馬に対して拒絶反応による溶血(赤血球が崩壊し酸素を運べなくなる現象)を起こすことなく輸血が可能という特徴を持っており、治療を要する馬に対するユニバーサルドナーとしての需要も高い。
ハフリンガーは乗馬としても使われており日本にも輸入されている。
とても人懐っこくて、好奇心旺盛な馬で、その体型からボヨンボヨンとした乗りごこちがあるという。
見た目が綺麗な毛色なので乗馬クラブのマスコット的な存在というところも多い。