バファローズポンタ
ばふぁろーずぽんた
ローソン系のポイントカードPontaがプロ野球チームオリックス・バファローズのキャップスポンサーとなったことから、マスコットキャラ「ポンタ」がオリックスを応援するというスタイルでTwitterアカウントが開設されている。
ただし設定では別キャラ扱いされており、本家ポンタと共演するシーンがある。
このアカウントでは試合開始時や終了時にイラストが投稿されているが、なぜかオリックスが負けた時はユニフォームを脱ぎ全裸になることや、チームが下位に低迷しているせいか、負けた時のイラストから悲壮感が漂っていると言われるなど、野球ファンのみならず、Twitter民の心を鷲掴みにしている。ちなみに脱ぐのは男キャラだけである(プディや母は脱がない)。
(なお引き分けの場合は笑顔で何かを食べるが、やはり脱ぐ。)
ちなみに本キャラのポンタカードが発売中。
京セラドーム大阪内のファンショップ、B'sショップの他Amazonでも発売中。
ただし絵柄があのんほー!!なのでちょっと恥ずかしいかもしれない。
普通の絵柄は販売終了(と思われる)ので入手したいならメルカリやヤフオクなどに頼るしかない。
- パパポンタ
父親。元近鉄ファンらしく、いてまえ!という言葉を多用したり、近鉄ユニを見て涙を流すことも。地味にバファポンより悲惨な目に逢うことも多い。ちなみに一番リツート数を獲得したのは彼が「塩振りおじさん」の真似をした時であり、なんと24万リツイートだった。
- 妹(プディ)
一緒に応援する事が多いけども、バファポンとパパポンが、悲惨な目に逢うことをよそ目に回避する事もしばしば。女の子の嗜みらしく負けても脱がないが、同様に「んほー!!」なポーズはとることもあり、「負けないから!」という口癖がおなじみとなっている。ちなみに中の人は若月健矢選手の奥様。
- ママポンタ
母親。当初は3人が応援する様を静観していたが、後に応援に加わることに。負ければ家族の食事がコーンフレークになったりすることも。
面食いのようで、元オリックス糸井嘉男のファン。だがこの設定が発覚するのが糸井が阪神に行った後だというのが……。
2016年最終戦で「うそん」という迷ゼリフを吐き捨てた張本人だが、「うそん」は関西では割と普通に使う言葉(摂津弁)である。
- ポンちゃん
いつの間にか生まれてたポンタの弟。
ポジティブ志向というか、男の中の男らしく、負けても次こそは! というファンの鏡。
とはいえ、人生の初語が「んほー!」であり、そのときの楳図かずおばりのポンタと母親の凍りついたような表情はとかく話題になった。
- 先生
ポンタの担任教師。
初登場から6戦負けなしだったが、パパポンタの負け運に呑まれ失速した。
- おばちゃん
アフロが似合う居酒屋「着ろって」の女将さん。摂津弁のポンタ母親と違い、河内弁(いわゆる世間がイメージする大阪のおばちゃん風)である。
- 宇宙人
時折UFOに乗って登場する以外謎に包まれたキャラ。契約更改時はカメラマンを勤める。
- ちぃポン
ポンタが大事(溺愛)しているぬいぐるみ。
2016年
記念すべき初登場年だが、関心のオリックスの成績が芳しくなく、負けイラストの悲壮感がハンパないと心配されるほどだった。
5月24日の対ソフトバンク戦では22-6という大敗。ポンタも涙を流す。
7月6日の対ソフトバンク戦で初めて「んほー!」を発声。
これらの事からなんJでは祭りとなりスレタイに「ん報」、「ポンタ、んほる」などの文字が入る。
逆に勝つと「おりほー!」と発声するなど、現在に至る基盤を築く。
公式もこの人気に目を付け、2017年シーズンも継続して応援する事に。
2017年
流行を取り込んだイラストや、昨年の伏線回収など新規路線に走る。
他にもパパポンタがアカウントを乗っ取ったり、相手球団の動物に拉致られるなど新展開を見せる。
んほー!ネタの乱発といった事もなく、先生やポンちゃんなどの新キャラ登場。パパポンタの負け運など話題は尽きることなく、9月に26万フォローを達成した。
現地球場でも人気にあやかってポンタぬいぐるみを持参して応援するファンが現れるなど、この頃からバファローブル、バファローベルに並ぶ第3のマスコットキャラの地位を確立し始めていた。
2018年シーズンも継続して応援する事が決まったが、全試合描くと絵師の気力が保たないらしく、各カード初戦のみとなる。
2018年
宣言通り各カード初戦のみ投稿。
しかし各カード初戦のみオリックスが負けるという珍事が発生。昨年末から数えて14試合連続負けイラストという現象になんJ民はいきりだす。
6月9日のヤクルト戦に負けた事で全球団脱衣達成。
その後のDeNA戦の負けイラストに「戦車、砂場、パン、UFO」などが描かれており、ポンタなんJ民説が流れ始める。
この年から時事ネタイラストや、一般アイデアを取り入れたイラストが姿を現す。
シーズン終了後はFA宣言の敢行。しかし後にファンと歩む宣言だったと判明。2019年シーズンも継続して応援する事に。
2019年
イラスト投稿が全試合投稿に変更。
しかし負け運は相変わらず。
DeNA戦の負けイラストではポジハメくんらしき人形が登場。他にも対中日戦で「タージマハルとおぼしき建物、バイオリン、フラスコ」など、なんJを意識したネタは相変わらず。
今シーズンのオリックスは連勝するでもなく、連敗するでもなく、負けを積み上げるプレイだったので、他球団ファンを楽しませたり、オリファンを慰めたりなど活躍。
オフシーズンはモロになんJネタを披露。匿名掲示板でいらない子扱いされたイラストを投稿。
2020年
新型コロナウイルス感染症により、ペナントレースの開始が6月19日と史上始めての開催となる。
当のオリックスはと言うと、開幕月6月は僅か1勝とスタートダッシュに失敗。
7月は五分五分に持ち込むが8月は負け越し。
一方のポンタは、ポンタ低気圧や夏休みの自由研究など、相変わらずの様子であった。
2021年
今年も開幕スタートダッシュに失敗したオリックス。ポンタもしばらくは通常通りのスタンスだったが、5月25日の横浜戦から突如として打線が爆発。今までの揺り戻しが来たように勢いそのまま交流戦優勝を成し遂げる。
同時にリーグ順位でも3位となりAクラスに入っている事に呆然とするポンタと父のイラストが投稿される。
勢いは落ちる事なくなんと1位に浮上し感涙するポンタと父のイラストまでも投稿される。
この当時はまさにイケイケで37年ぶりの11連勝に負けイラストを用意する事を忘れるほどポンタとファンは喜ぶが、これ以降は受難が続き吉田正尚選手の負傷離脱、助っ人外国人ラベロ選手の骨折。T-岡田選手の負傷離脱などで一時は2位に後退する。
だが3位以下になることは一切なく、全員で勝つ! を合言葉になんとか暗黒のロード期を五分五分の成績で終える。
そして9月最終カードとなる首位ロッテ戦に逆転3ランを3試合連続で放ち、奇跡の3タテ。次のソフトバンク戦で首位返り咲きどころか10.2決戦の記憶を塗り替える快進撃を繰り広げる。その後は優勝争い馴れしていないせいかロッテと一進一退の攻防を繰り返し、10月25日のレギュラーシーズン最終戦。開幕戦のやり直しと言わんばかりに攻守ともに躍動し楽天を完封して白星で終える。
残念ながら自力優勝の可能性こそなくなったが1位でフィニッシュ、この時点でロッテが優勝するには残り3試合を2勝1分以上が絶対条件の為に令和の10.19として立場こそ違えどリーグ優勝を待つばかりとなった。
そして10月27日、ロッテの敗戦により25年ぶり(バファローズとしては20年ぶり)のリーグ優勝となった。
日本シリーズは余談を参照。
なお今年はセ・リーグ・パ・リーグ共に大混戦でありリーグ最終盤になっても優勝・CS・最下位争いが繰り広げられた事を付記しておく。
2022年
10年ぶりの開幕戦勝利で好発進! と思いきやそこで勝ち運を使い果たしたかしばらくはコロナクラスターも相まって低調な滑り出しとなる。試合で活躍した選手はコロナでいなくなり、去年のV戦士たちも2年目のジンクスでうまく各々の持ち味を出せなく、挙句の果てに佐々木朗希に完全試合を食らってしまう(結果として彼は“令和の怪物”と一時期ブームをかっさらう事になる)。
その後は交流戦頃から徐々にチーム状態は復調。昨年同様シーズン序盤はドベ争いだったのがオールスター明け頃から上位につけるようになる。
ポンタはと言うと、この年野球界で流行となった日本ハムのきつねダンスからヒントを得たのかたぬきダンスなるものを開発。前者はハキハキしたリズムなのに対して、後者はゆったりのんびりなリズムである。他にも今年から西武ドームのネーミングライツを獲得したベルーナのマスコットべるーにゃと公式にコラボ。戦績は1勝1敗で痛み分けでんほりあった。
そんなこんなでシーズンは進んでいき、今年もオリックスは優勝争いも狙えるポジションにつけていく。だが相手は歴戦の修羅場をくぐり抜けてきた2010年代の王者ソフトバンク。自力優勝が消え、ホークス側の優勝マジックが徐々に減ってもなお必死にしがみついた結果は……。
日本シリーズは余談を参照。
なお今年はFA関連の小ネタはなく契約更改します。と明言している。
オリックスは1996年のブルーウェーブ時代を最後に日本シリーズに出場していないので日本シリーズでポンタが登場するのは限りなく低いかと思われた……(同じ前身の大阪近鉄バファローズは2001年に出場)。
↑画像は投稿当時(2018年)は1996年が最後だったものがある同志の絵馬かけイラスト。
しかし2021年シーズンは交流戦以降、波はあれど投打共に嚙み合っており10月12日にパリーグ一番乗りでクライマックスシリーズ出場を決める(またリーグ優勝によりファイナルシリーズ初出場となった)。そしてファイナルステージを2勝1分けで突破し、日本シリーズでバファローズポンタを見られる事になった。
だがその相手は26年前にオリックス、20年前にバファローズを負かした(ついでに初の日本一の相手が阪急ブレーブス)と言う因縁深きチーム。
四度目の正直とばかりに挑むが、やはり敗北。ファミリー全員でんほー顔になっていた。
翌年もヤクルトと相まみえる事になり、3戦までヤクルトペースで進んだが、4戦目以降はシーズン序盤、終盤の修羅場が活きたか怒涛の4連勝。ついにオリックス・ブルーウェーブ時代から数えて26年ぶり、バファローズの愛称をもつ球団としては始めて。そして新生オリックス・バファローズとして始めての日本一に上り詰める。この時のポンタは号泣するでもなく、ただ笑いの中に一粒の涙があるのみの表情であった。
2022年にはJリーグにおける同じポジションキャラとして名古屋グランパスを応援するグランパスポンタが登場した。こちらは勝つと脱ぐというバファローズ☆ポンタとは真逆の特徴を持つ。