初登場:『【ストーリー】鈴の吸血鬼編 最終話「花が散る」【アニメ】【漫画】』(2022年3月20日UP)
「どんなに知恵をつけて、理性を保って綺麗ごとで武装しようと 僕らは所詮動物だって実感できる」
曖昧さ回避
- 1.映画『ロッキー』シリーズの主人公、ロッキー・バルボアのこと。
- 2.YouTubeアニメ『混血のカレコレ』のキャラクター。こちらで説明。
- 3.スペインの冒険家、バスコ・ヌーニェス・デ・バルボアのこと。
概要
『混血のカレコレ』の登場人物。
異宙において絶大な力を持つ存在。
これまでに異宙の数々の地を征服してきた武人であり、ストーリー編3章では地球征服を目的に、ギバーらの力を借りて地球に侵攻してきた。
アザミや覚醒状態のカゲチヨ、ボティスらを遥かに凌駕したほどの強さをもつ。その力は「アレスの呪い」に由来するものであり、力を使う際に「イノブタ」(豚)の紋章が体のどこかに現れる。
『【ブチギレ】動画データ消されました…【アニメ】』にて初めて名前が発覚した。
ストーリー編3章にてカゲチヨに敗北した後、アザミの生み出したゾンビの餌食となり死亡。
プロフィール
本名 | デ・バルボア |
---|---|
二つ名 | 征服者 |
誕生日 | 9月8日 |
一人称 | 僕 |
身長 | 190cm |
体重 | 95kg |
好きな物 | 暴力 |
嫌いな物 | 信頼、裏切り |
メモ | 睡眠時は奴隷の女性最低3人と添い寝する |
cv | 不明 |
性格・人物像
壮絶な過去がきっかけで「力」に固執しており、力のない者に生きる権利はないという考えをもつ。
自分の利益の為なら有能な部下の犠牲も一顧だにしない冷酷無比な性格である。
男女問わず、逆らう者には皮肉を織り交ぜたり容赦なく掌を返して甚振ったり殺害に至る残虐さがあるので、却って人に恐怖や不快感を募らせる。(ストーリー編3-7話の冒頭では、彼の容姿が優れているのも相まってDVとも捉えることができる場面もある)
視聴者の世界の倫理観ならば異常な行為に見えるが、アヌビスのように暴力で捩じ伏せてきた人物(&異宙人)もいるので、捉え方にとってはカレコレ世界における倫理観の骨頂を象徴するキャラなのかもしれない。
能力
同じ種族に該当するシディと同様、身体能力と聴力、嗅覚が優れている。
また彼が使用しない衝撃波も使用可能。
満月を見ると狼の姿になる。
- アレスの呪い
イノブタのタトゥーが存在している部位で攻撃を喰らうと、対象者は必ず破壊される。
またイノブタはあらゆる部位に移動をするので、変則的で予測が付かない。
彼が退場したストーリー編4章で判明した情報に基づくと、力を手に入れた代償があったかは一切不明。
サブストーリー編(鈴の吸血鬼編)
- 2話『血塗られた花』
商人達の会話の中で、異宙の征服者である事など彼の詳細が明らかになった。
カッゼやハウンドがレイナをアザミの元へ連れていく際、奴隷を解放するなど市場を荒らした事で商人の一人が彼らの事を天狗のような異宙人に密告、襲いに行った。
- 最終話『花が散る』
初登場回。
カッゼとハウンドは、前話で登場した天狗を撃破後、遂にバルボア本人が姿を表す。
即座にカッゼの心臓を貫き、抵抗しようとしたハウンドもスピードで圧倒し殺した。
彼らの死亡後、現場に駆けつけたアザミもバルボアと交戦するが、圧倒的な戦力で敗北。
その後、アザミとレンゲはトッププレデターの援軍によって命拾いし、その際バルボアは自分が10年後に地球に侵略してくる事を伝えた。
ストーリー編3章
- 1話『再始動』
冒頭はサブストーリー編(鈴の吸血鬼編)の3話では描かれなかったアザミとの過去のシーンが映し出される。
10年後にあたる本編の終盤では、地球へ向かう途中、トッププレデターの正規品であるアハトを拷問している様子が描かれていた。
凄惨な拷問の様子は、羊頭の女や和の吸血鬼が戦慄するほどであった。
- 3話『混血児たち』
羊頭の女の能力で争闘結界の影響を受けることなく、ギバーと彼女と共に地球に降り立ってしまう。
バルボア「さ、祭りの始まりだ」
- 4話『突然の別れ』
争闘結界を守っていたエルフの兵士らが大量のゲイザーによって眠らされている間に、バルボアは争闘結界のある場所に侵入する。エルフの王子であるアサヲ(※)は、バルボアに争闘結界のある場所へ案内する。
そこへカゲチヨとイーラが駆けつける。カゲチヨはアサヲ(※)に逃げるよう促す。
しかし、アサヲ(※)は人間が嫌いでありエルフと人間が友好関係を築くことに嫌気がさしていたことを告白する。
「ほ、本気じゃないよな?」と動揺するカゲチヨに対し、アサヲ(※)は「カゲチヨ 俺はよぉ お前の事一回も友達なんて思ったことなかったよ」と本心を顕にする。
「さぁ!結界を壊せ!バルボア!」
アサヲ(※)はバルボアに争闘結界を壊すよう命じるが、バルボアはアサヲ(※)の腹部を手で貫き、その命を一瞬で刈り取った。
カゲチヨ「アサヲー!!」
バルボア「彼、死んだよ。死ぬ場所を壊したから」
カゲチヨ「…黙れ 潰す」
アサヲ(※)が死に、カゲチヨはバルボアと交戦状態に入る。そこでカゲチヨが取った策はウイルスを撒くことではなく、人間の血を飲んで覚醒状態になることだった。
変化していくカゲチヨの様子にイーラは戦慄していたものの、カゲチヨはバルボアの手によってあっさりと抑えられてしまう。
次に現れたのは覚醒状態のボティスである。(契約上、カゲチヨが覚醒したことによってボティスが召喚されたのである。)
ボティスはバルボアと対峙する。
バルボア「僕、口の汚い人は嫌いなんだよ」
ボティス「ほう 死にたいらしいな」
バルボア「っ!? 面白いね、これ。時間をゆっくりにして攻撃を防いでいるんだ」
ボティスは時間を操る能力でバルボアを圧倒したかのように思えたが、バルボアの何かしらの能力により片腕をもがれ、吹き飛ばされてしまう。
ボティスがやられたのを見て絶望するカゲチヨ。カゲチヨが生きているのを確認したバルボアは、カゲチヨの心臓をえぐり取ってとどめを刺した(カゲチヨが死ぬ条件は心臓と脳の同時破壊なので、むろんこの程度では死ななかったが)。
その一部始終を見ていたイーラもひどく怯えていたが、即座にバルボアに見つかり、殺された。
バルボア「あ、君生きてたんだ。そっか、吸血鬼は心臓を潰さなきゃだもんね。はい、これで死んだっと」
イーラ「はぁっはぁっはぁっ!!間違えた間違えた間違えた!!こんな場所来るんじゃなかった!!バルボアをナメてた…!!なんなの…コイツ!!」
バルボア「君、本物の無能だね」
イーラ「お姉ちゃ…助け…」
その後、倒れていたエルフの兵士から争闘結界が簡単に壊れないという話を聞く。しかしなんとバルボアは簡単に壊してしまい、絶望した兵士の頭を潰して殺害した。
バルボア「なんだ、簡単に壊れんじゃん!」
エルフの兵士「ありえない…何故だ…なんなんだぁ!?貴様はぁ!!」
バルボア「あんまりさ、自分の価値観が絶対だと思って生きない方がいいよ。って、もう死んだから関係ないか」
バルボアは同じ空間にいた人物を全員始末した後、見ていたギバーらによってアヌビスの所に向かうよう促され、その場を去った。
※第4話で登場するアサヲは、本人の影武者であったことが後の話で判明している。本物のアサヲは当時、エルフの第三王子としてその身を安全な場所に移していたため殺されていない。
- 5話『クラスの日陰より』
前話で争闘結界の1つを破壊したことで、12隊ある自分の軍隊のうち第1、2部隊と全隊長を地球に送り込むことを部下に命令する。
- 6話『衝突』
物語冒頭で命令に背いた部下をイノブタの紋様で一瞬で消滅させ、捕獲した奴隷に恐怖心を植え付ける一幕が映し出された。
その後、アサヲが率いる軍と戦うことになるが、キモ5の加勢によって本来の計画にズレが生じたことに動揺した。
そして、自らが戦場に突入することになる。
まずは回復要因であるマチャソを一瞬で撃破.......
バルボア「災害かぁ……僕もまだ災害を殺したことはないな」
部下「出るんですか?」
バルボア「蛾を駆除してくるだけだよ………綺麗な羽だね」
マチャソ「キシャシャシャッ-!!」
バルボア「敵の要は堕とした… さぁ、これからは僕らの時間だ」
- 9話『決着!VSアヌビス』
奴隷とキスをしている最中、ゼクスとカゲチヨが現れる。
バルボア「人の情事を邪魔するなんて野暮だなぁ」
- 10話『暴走の先に』
ゼクス&カゲチヨの2人と対戦するが、突如ゼクスがズィーベンらと共にその場を離脱したことによりカゲチヨ&ボティスとの戦いになる。
血を飲んで暴走状態にならない形態を身につけたカゲチヨと真の姿になったボティスの2人がかりの攻撃により一時は押されるも、打突でカゲチヨを吹き飛ばし、ボティスとタイマンになる。
バルボア「少し退場しててもらうよ… これで1対1だ」
ボティス「ほー、それほどワシのことが愛おしいか?」
バルボア「うん、殺したいくらいね♡」
苦戦しながらもなんとかボティスも抑え、普段の小さな蛇の状態に戻す。抵抗するボティスの身体を真っ二つに引き裂き、命脈を絶とうと何度も踏みつける。
バルボア「あれ?まだ生きてるの?気持ち悪いなぁ。負けたら死んでよ、死んでよ。力がない奴は死ななきゃいけないんだよ」
そこにボティスを庇う形で戻ってきたカゲチヨが現れ、最終決戦へと突入する。
- 11話『信じるもの』
ボティスが戦線離脱し、カゲチヨとのタイマンになる。
当初は圧倒的な力の差を見せるも、カゲチヨがカレコレ屋で過ごした日々からの経験や知り合いの協力をもとに編み出した策により、劣勢へと追い込まれる。
バルボア「ちくしょう…!! この僕が跪くなんて…!! こんな…こんな雑魚に…ありえない…!!」
カゲチヨ「俺はさ…弱い人間だからお前みたいに絶対に信じられるモンなんてねーよ
自分に自信なんてないし、友達が裏切ったかもって疑っちまう
仲間にだって捨てられたんじゃないかとか頭をよぎってさ…
でも信じたいモンはある……俺は…俺はカレコレ屋で過ごしたこの日々を信じたい」
バルボア「ふざけるな…!そんなもので僕の力が否定されてたまるか…!」
刃を構えたカゲチヨと満身創痍のバルボア、互いが信念を載せて激突する。
バルボア「勝てるっ…!! 勝てるはずだ!!僕の方が強いんだから…!!」
地面に倒れ伏せ、もがき苦しみながら勝てる確信を口にする。
カゲチヨ「絶対に信じられるものなんてねぇ、そんなこと小学生でも知ってる。そんな世の中でさ、『コレを信じたい』ってモノを見つけて信じ抜く、それが生きるってことなんじゃねーのかな?」
バルボア「僕も…僕だって…そんな風に思いたかったよ…」
その後アサヲたちと戦っていたバルボアの軍は、カゲチヨによってバルボアの敗北を知り、散り散りに撤退していった。
そして、バルボアが力に固執するようになった過去も明かされた。
- 12話『日常』
前話でカゲチヨに敗北し、アサヲの仲間に身柄を渡されたはずが、復活。異宙にいる本隊と自身の切り札に賭けてリベンジを狙う。
しかし数日後の夜、大量のゾンビを目の前にしてたじろぐ。
バルボア「な、なんだよ…これ…?」
???「この10年はどうだった?」
バルボア「君は…」
???「敗走してきた所をみると地球は無事みたいだな」
そこに現れたのはアザミであった。
バルボア「なんだいこれは…?」
アザミ「ゾンビ、人間のつくり出した異宙人だ」
バルボア「異宙人をつくり出したのか…?狂ってる…」
アザミ「人はそれを成長と呼ぶ… さぁ、残るはお前だけだ、バルボア」
アザミに狙われる中、バルボアは満月を見て狼の姿に変身する。
バルボア「がぁぁあああああああああ!! 吸血鬼どもがあああああああああ!!」
アザミ「あぁっ!!」
バルボア「ガハッ…!! この僕が相手にならない…?この力はアヌビスの…?」
しかし、狼男の本領も謎の力を使ったアザミの前では無力であった。倒れて元の形態に戻った刹那、大量のゾンビが襲いかかる。
バルボア「いや…弱者は僕の方か…認めよう。人間は恐ろしい生き物だ…だが、それは君じゃない。10年前、僕を退けたアイツ…この狂気の中心にいる人物…… フフッ…僕も君も所詮彼の狂気に呑まれた餌さ…
彼は、この世のもの何一つ信じてない」
バルボアはゾンビに襲われながら最期に意味深な台詞を言い残し、その餌食となって死んでいった。
アザミにとってはこうして旧友の仇討ちを達成したわけであるが、この台詞が後にアザミを動かすトリガーになる。
余談
バルボアの元ネタ
作中では、アヌビスやホルスなど、エジプト神話が由来となっている異宙人が登場しているが、バルボアの元ネタは「豚の紋様」や「犬の耳」などからセト神だと思われる。
ツイッターで書かれていた・・・
「月に行った人は帰ってこない」これは恐らくバルボアの仕業だろう。
月にはバルボアに仕えている兵士がたくさんいる。
関連タグ
混血のカレコレの関連キャラ
他作品の関連キャラ
- フリーザ...物語の一つの区切りとなるラスボス的なポジション、侵略者、物語のパワーバランスを大きく変えたなど共通点が多い。
ネタバレ注意!!
ゼクスとカゲチヨの攻撃でもびくともせず、ゼクスはアハトとズィーベンの無事を確認すると3人で逃げてしまう。
吸血鬼の暴走をコントロールできるようになったカゲチヨとボティスの連携でも少し怯んだ程度で、カゲチヨの思考を遥かに上回る速度でカゲチヨを吹き飛ばし、全力のボティスとのタイマンでそれなりに怪我を負うもこれを下し引きちぎってしまう。
「・・・・・・覚悟しろよ、デ・バルボア・・・・・。」
「キモ5でもねぇ、吸血鬼でもねぇ、こっから先は・・・・・」
「カレコレ屋のカゲチヨだ」
「何がカレコレ屋だよ」
「大切なのは強いか弱いか、だけでしょ?」
当然ながら吸血鬼の力が解けボティスもいないカゲチヨが、これまでの戦闘で疲弊しても特に変わらないバルボアに敵うはずもなく、さらには前回の戦いでギバーに教えられなかったカゲチヨの弱点の「脳と心臓の同時破壊」も今回ばかりは見抜いてしまう。
「確かにな」
「俺は修行して強くなるタイプの主人公じゃなかったな〜」
「けど」
「俺にはまだカレコレ屋で過ごした日々がある」
「俺が合図したら、紙にこの(呪いの)ペンでバルボアの本名を書いてくれ」
「ミキはシディの実家に行ってシディとヒサを呼んできてほしい」
「枷!?」
「そいつには困らされたなぁ、全くよぉ!」
「くそっ・・・!!こんなの鬱陶しいだけだよ!!」
「老化の薬はなるべく即効性があると嬉しいんですが」
「お前らが何度も幼児化するからな、すぐに元に戻れるようにちょうど即効性のある薬に改良してある」
「ありがとうございます、オーナー・・・・」
それは、カゲチヨがカレコレ屋でこれまで過ごした日々。その中で受けてきた依頼、乗り越えたトラブル、それを通して築き上げた知識と友情・・・・・・・その全てを使った。
「俺はカレコレ屋で過ごしたこの日々を信じたい!」
「ふざけるな・・・・・そんなもので僕の力が否定されてたまるか!!!」
大幅に弱体化してもなお、涙ながらにカゲチヨに殺しかかるが、もはや決着はついていた。
「勝てるっ・・・・勝てるはずだ・・・!!僕の方が強いんだから・・・・・!!!!」
「『コレを信じたい』ってモノを見つけて信じ抜く、それが生きるってことなんじゃねーのかな?」
「・・・僕も・・・僕だって・・・そんな風に思いたかったよ・・・」
バルボアの敗北をもって彼の軍隊は取り乱して散り散りになり、夏休みの戦いは終わった。
「信じたいモノ・・・・・」
「は?売った?」
「しょうがないじゃない・・・売らなきゃ一族全員殺すって言われたんだから・・・」
「だからって娘を!?」
「悪いのは・・・悪いのは・・・・」
「弱い私たちじゃない!!!」
「ハハハ・・・信じられるのは・・・カゲチヨ・・・やっぱり・・・・力だけだよ・・・・・・」
バルボアにも昔は家族がいた。写真を見る限りは相当仲が良く幸せだったと思われる。
だがある日、何者かに襲われてその日々は終わった。
自分たちが弱かった故に、娘を守れなかった。
そんな過去を抱えて歪んでしまった彼の、「力こそ全て」という考えを改めるには、仲間と自分の過ごした日々を信じることで勝つことができたカゲチヨはあまりにも非力すぎた。
ストーリー編3章最終話では自身を車で護送中のエルフ達を全員倒した上で地球から撤退、狼男の本名が発揮できる満月を待った上で拠点に残る本隊を率いて再度侵攻を試みようと帰還した。
しかしそこで待っていたのは…
「この10年はどうだった?」
「ゾンビ 人間の作り出した異宙人だ」
ゾンビ化した兵隊達と先回りしていたアザミであった。
赤黒く腐った悍ましい姿に変貌した兵隊の姿にさすがの彼も狼狽える。
「・・・異宙人をつくりだしたのか・・・? 狂ってる・・・」
アザミ「人はそれを成長と呼ぶ」
「さあ、残るのはお前だけだ バルボア」
カッゼとハウンドの仇を前にひたすら無表情で構える彼を前に異宙では常に満月となる月の力を利用して狼の姿に変身、激しい怒りと共に攻撃を仕掛けるも…
10年間を仇討ちのために費やし、あらゆる手段を研究してきたアザミは瞬時にアヌビスの力を引き出す薬を服用、一発でKO寸前まで追い詰める。
そこにゾンビが彼を襲撃、体を喰らい始める。
一撃で撃破され、ゾンビの軍団に押さえつけられた段階で勝ち目はなかった。そして体を喰らわれ続ける中、最期にアザミに向かって告げる。
「いやっ…弱者は僕の方か・・・」
「・・・認めよう・・・人間は・・・恐ろしい生き物だ・・・」
「だが、それは君じゃない」
「10年前、僕を退けたアイツ・・・この狂気の中心にいる人物・・・」
アザミ「・・・」
「フフッ・・・僕も君も所詮 彼の狂気に呑まれた餌さ」
「彼は、この世の物何一つ信じてない」
最期の言葉を聞いたアザミは仲間の仇をとったものの、神谷の末期の言葉を思い出しつつ、冴えない顔をしながら空を見上げていた。
10年前、アザミが敗北した後に増援に来た人物により、彼は撤退せざるを得ず、トッププレデターの体制も何か変化があった模様である。
こうして力に全てを任せ、自身の思うがままに力をふるってきたバルボアは友の為、仲間の為に全ての力を駆使し、力を蓄えてきたものたちの手によって敗北、さらに全身を喰われる惨い最期を迎えることになった。
なお、今後アザミのゾンビ兵として登場する可能性は僅かに残っているが、全身を喰われて死亡したと思われる。
四章にて、ゾンビにやられた彼は・・・ゾンビとして生きていたがもうあの頃にカゲチヨに出会った彼ではなかった。
真関連タグ
ヴォルデモート:過去を受け入れられず強大な力を持ち、それに固執するあまり、過去とともに歩み絆の力を持つ主人公に敗北したボスキャラ。敗北してもなお自分の力を信じて疑わず、「愛や友情より力こそ全て」という考えを持つような環境で育ったところも似ている。