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…そうやって丸まっていても

奪われるばかりだ


目は失ったかもしれないが

お前にはまだ困難に立ち向かう

腕も脚も残っている


何より


──お前はまだ人間だ

これからなんだって出来る



概要編集

混血のカレコレ』の登場人物。

カゲチヨの村にゾンビパニックを発生させた吸血鬼。また、カゲチヨ本人をゾンビと吸血鬼のハーフに変えた張本人である。

この事から、カゲチヨの因縁の敵となっている。

初登場から長い間本名が明かされておらず、容姿から「赤髪の吸血鬼」「鈴の吸血鬼」という仮称で呼ばれていたが、2022年2月5日に始まった彼のサブストーリー編において「アザミ」という本名が明かされた。


プロフィール編集

本名アザミ
二つ名鈴の吸血鬼、赤髪の吸血鬼
誕生日12月31日
身長173cm
体重??
好きな物??
嫌いな物??
メモ何故か、ヒビキのゾンビを眺めている時間がある
cv宮瀬尚也

キャラクター人気投票(2020年度)8位(何票かは不明)
キャラクター人気投票(2021年度)10位(何票かは不明)


人物像編集

代表的な異宙人である吸血鬼だが、何故か異宙人に対抗する組織トッププレデターで指揮を行う謎多き人物。

話し方は淡々としており、目的達成のためなら非道なことも表情ひとつ動かさないことからも冷徹な性格が窺える。

この性格のせいで、レイナ・ガーベラ以外の仲間の信頼も低い事が、ストーリー編3章3話で判明している。


ヒビキや自身が主役のサブストーリー編などでは、人間を見捨てられないような発言をしている他、レイナから「カゲチヨの村の人間をゾンビにした段階で、アンタは人殺しだ」と言われ動揺するなど、多少なりとも情はあるようである。

またストーリー編2章最終話『影落ちる』や主役のサブストーリー編では、彼が元人間であるかのような事が本人やある人物の口から語られている。


ついに5章1話ラストにて、かつてカゲチヨが住んでいた村とよく似た或いは同じ村に住んでいた普通の人間の少年だったことが明かされた。


因みに、屋外でも靴は履かず常に裸足でいる。



能力編集

吸血鬼の能力として突如として血で生成した刀で敵を切り刻む、血で生成した鎧を身に纏うなど練度の高い血液操作を扱え、心臓を潰されない限り死なない再生能力、体を無数のコウモリに変え瞬間移動をすることができる。

また試作品と呼ばれる特殊な薬品を使用する事で、他の異宙人の能力が使用できる。ストーリー編2章ではホルス、ストーリー編3章ではアヌビスの力を使用した。


戦闘能力においても作中最強格であると思われていた。ある1人を除いては...



カゲチヨ過去編編集

18歳のカゲチヨの故郷をレイナと共に襲いに行き、カゲチヨの家族やシロウ、ヒビキといった友人をゾンビに変えてしまう。

それに気付いたカゲチヨはアザミに友人を元に戻すよう泣いて懇願するが、アザミらはそれを聞くこともなく一蹴する。

カゲチヨは憎悪と殺意のあまりアザミらに襲いかかるが、アザミはカゲチヨの喉元に噛みつき、血を与えた。

ゾンビに噛まれて感染しつつあるカゲチヨに自らの血を与えることで眷属とし、彼をゾンビと吸血鬼のハーフに変えたのである。


カゲチヨ「お、お願いします…ヒビキを…シロウを…皆を元に戻してあげてください…お願いします…」

アザミ「この期に及んで助けを乞うか」


カゲチヨ「殺す うおああああああああああ!!!」

アザミ「そうだな…」

カゲチヨ「!? いがああああああああああ!!」


カゲチヨは倒れながら、故郷を奪った宿敵に復讐を誓うのであった。


カゲチヨ「殺してやる… 絶対に…殺してやる…」



ストーリー編1章~2章編集

ストーリー編1章編集

  • 第10話『決着』

話の終盤で、レイナイーラと会話している様子が描かれていた。カゲチヨがうまく育っていることを評しているようだ。


アザミ「そろそろ会ってみたくなってきたぞ 腐血(カゲチヨ)…」


ストーリー編2章編集

  • 1話『再開』

話の終盤で、カゲチヨの前に現れる。

カゲチヨにとっては故郷を奪った宿敵との2年ぶりの対面であった。

興奮したカゲチヨは衝動的にアザミに襲いかかるも、あっさりと抑えられてしまう。


アザミ「2年ぶりかな 我が眷属」

カゲチヨ「あぁっ…あぁっ…あああああっ…!!」


カゲチヨ「ウァアアアアアアアアアアア!!!」

アザミ「成長が見られない」

カゲチヨ「カハッ…!!」


  • 2話『復讐の顛末』

シディやヒサメも交戦するが、アザミの能力によって全滅してしまう。

ただ、アザミ本人も決してカゲチヨらを倒すことが目的ではなく、後述する台詞からもある通り、カゲチヨに何かを期待していたものだと思われる。


カゲチヨ「うそだろ…シディ…シディ!!シディ!! コイツは吸血鬼だろ!?昼は力が落ちてる…なのに日中最強のシディを一撃…!?なんで!?なんでだよ!?おかしいだろ!?」

アザミ「わかるか?これは努力で手に入れた力だ。お前が俺に勝てない理由はたった一つ、努力が足りないからだよ」


ヒサメ「うわあああああああ!!カゲから離れろおおおおお!!」

アザミ「なんだ?震えてるのか?…努力の原動力は心だ。お前は心が弱いから努力ができない。心を強くするためには痛みが必要だ。」

カゲチヨ「や、やめて…もうやめてください…もう…俺から…奪わないで…」

アザミ「また懇願か。本当に進歩がない」

シディ「それは懇願じゃない。脅しだ」

アザミ「…!! まだ立てるのか…」(陽が出てる今、片腕無しで陽狼を相手取るのは面倒だな)


アザミ「…腐血、期待外れだ。ゾンビにされた友が泣いてるぞ」


アザミはその場を後にするが、カゲチヨらが神谷からもらった「位置情報がわかるバッジ」を拾うことに成功する。これは後の物語の大きな伏線となった。


アザミ「とんだ拾い物かもしれないな」


  • 最終話『影落ちる時』

物語の終盤で、神谷のいる職員室に向かっていた。

神谷は元トッププレデターの研究者でありデュアルコアプランの生みの親「キュリオシティ」として知られていたことがここで明らかとなったが、アザミと神谷が対面したのはここが初めてだったらしい。

アザミは神谷に研究を再開させるよう命じるが、それを断った神谷の心臓を剣で貫き、絶命させてしまう。

その後、ストーリー編3章への伏線となるような台詞を吐き、去っていった。


神谷「いや、知らねえか… だってお前は 元からいなかったんだから」

アザミ「…黙れ トッププレデターに戻り研究を再開させろ」

神谷「嫌だよ めんどくせー」

アザミ「そうか」

神谷「カハッ…!!」

アザミ「才を無駄にしたな キュリオシティ」


アザミ「さあ 戦争だ」


サブストーリー編(ヒビキ編・鈴の吸血鬼編)・ストーリー編3章編集

サブストーリー編(ヒビキ編)編集

  • 1話『初恋の人』

レイナから、研究所から感染爆発を起こせば、本当に人類が終わる物が持ち出された事を聞く。

カレコレ屋がある街の付近で目撃情報が入り、即座に回収に向かう。


  • 2話『吸血鬼の影』〜3話『ヒビキの正体』

状態が悪いヒビキを病院に送っていくサトウスズキの前に現れる。

ヒビキを渡そうとしない彼らと戦い、力ずくで彼女を攫っていく。

その頃一方で正体不明の怪物が暴れており、アザミは怪物の主がヒビキを狙っていると推測。人間を見捨てる事が出来ず助けに行くために、アザミはレイナに「解剖はするなよ...」と言い聞かせ、その場を去っていく。


  • 4話『カゲ君』

今回の事件の騒動の主犯かつ組織の裏切り者であるマズミを殺害。

マズミから回収したデータの中に『ゾンビウィルスが元の宿主に適応する』という記述が記載されており、レイナはこのデータのおかげで「異宙人も人間と同じようにゾンビ化出来る」と発言し、アザミは「まずはあの二人の仇からだ」と答えた所で物語が終わる。


日常回編集

【ブチギレ】動画データ消されました…【アニメ】(2021年12月25日UP)

神谷の隠しファイルの中身を確認する形で、これまでの記録とストーリー編2章のまとめが行われた。

アザミは「下らない」とそのファイルを部下に削除させた。

その後バルボアの名前を初めて口にし、物語はストーリー編3章へと続くのであった。


「…10年か…バルボア」


サブストーリー編(鈴の吸血鬼編)編集

初登場からかなり長い間不明となっていた本名が、このサブストーリーにおいて初めて明かされる。

また、彼の凄惨な過去についても描かれている。

  • 1話『花の名前』

物語は本編から10年前のこと。

当時アザミは、同じ吸血鬼のカッゼハウンドと共に行動していたことが明らかになった。

ここでは、トッププレデターの研究者レイナ・ガーベラの捕獲を目的に奴隷市に向かう。

許可なく奴隷を助け出そうとするハウンドを一時は咎めるものの、カッゼの助言もありそれを認めることにする。


吸血鬼3人は奴隷市で虐待を受けている少女を救いだし、その少女を人間から匿うことにする。

その少女は「レンゲ」と名付けられた。


その後アザミはレンゲと話すが、そこで「アザミ」という彼の本名が当チャンネルで初めて明かされたのであった。


アザミ「なんだ?」

レンゲ「私、レンゲ」

アザミ「名前か?」

レンゲ「うん さっきつけてくれた…ハウンドが」

アザミ「そうか 用が済んだら出てけ」

レンゲ「貴方の名前は?」

アザミ「…俺の名前はアザミだ 短い間になるが、よろしくな レンゲ」



  • 2話『血塗られた花』

冒頭では、カッゼ、ハウンドと戦いの訓練をしていた。


食事を取り囲むシーンでは、ハウンドに「料理の腕が落ちた」と言いつつ、レンゲに食事を分けている情に厚い一面が見られた。



  • 3話『花が散る』

吸血鬼たちを襲いに来た天狗を返り討ちにしたカッゼとハウンド。しかし、突如として現れたバルボアによって、瞬く間に2人は息の根を止められてしまう。


しばらく経ってその場にやってきたアザミは、仲間が殺されているのを目撃。アザミは怒りにまかせバルボアに突撃するものの、圧倒的な戦闘力の差によりあっさりと抑えられてしまう。


バルボア「僕の名前は『デ・バルボア』。10年後にこの星を征服する者の名だ。君の名前は?」

アザミ「…」

バルボア「ああ、安心してよ。今回は奴隷を買いに来ただけだ。結界が思った以上に厄介でさ、これは10年後までに対策を練らないといけないね」

アザミ「黙れ」

バルボア「え?」

アザミ「あぁあああああああああああ!!!」


アザミ「くっ…!!」

バルボア「フッ…!」

レンゲ「アザミ様…」


その後目を覚ましたレンゲに、カッゼとハウンドがバルボアに殺されたこと、自身もバルボアに負けたことも明かす。そして、レンゲの寿命が残り10年であることも告げる。

そこでレンゲに吸血鬼にするよう懇願されるが、吸血鬼になれる可能性は低いという理由で断る。しかし、カッゼとハウンドを殺した異宙人が許せないというレンゲの思いから、アザミはレンゲを吸血鬼にすることを決めるのだった。



ストーリー編3章編集

  • 最終話『日常』

カゲチヨ達との戦いで敗走したバルボアに対して、ゾンビを率いて奇襲する。バルボアは狼男に変身して攻撃するものの、アザミはアヌビスの力を使える薬品を用いて一蹴する。その後、バルボアはゾンビ達に襲われるが、最後に「人間は恐ろしい生き物だ・・・。だが、それは君じゃない。10年前、僕を退けたアイツ・・・。この狂気の中心にいる人物。所詮、僕も君も彼の狂気に飲まれた餌さ。彼は、この世の物何一つ信じていない」と言い残すのであった。その言葉を聞いたアザミは、自分には明かされていない組織の秘密を探るために、月に調査に行っていたレンゲを地球に呼び戻すのであった。


ストーリー編4章以降における動向編集

再び月にゾンビの回収に向かっているレンゲ達に、歯車の器となったカゲチヨを回収しに行ったユーガ達と合流するように命令する。そして、月に行ったユーガをレンゲが、地球に残っている幹部を自分の手で殺害する事で、組織の全権を握り、地球にいる異宙人を皆殺しにしようと企てる。


余談編集

名前の由来編集

「アザミ」は花の名前でもあるが、その花言葉は「報復」「厳格」など。

本編から10年前にアザミの仲間を殺したバルボアに対する報復の意が込められた名前ではないだろうか。


関連タグ編集

混血のカレコレ

混血のカレコレのキャラクター一覧


所属組織

トッププレデター


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