概要
フルネームはバルマウフラ・ラナンドゥ。
ディリータと共にゴルターナ公の下へ送り込まれた女魔術師。グレバドス教会の大本「ミュロンド教会」からディリータの補佐および監視の命を受けている。黒羊騎士団の団長となったディリータの副官を勤める。教会の命により、監視対象のディリータから下される任務に忠実に従っている一方、屈託のない態度でディリータに物言いし、ときには親友ラムザとのやりとりで彼の本質を暴こうとカマをかける発言をかけるなど、どこか掴みどころがない女性。直属の上司は神殿騎士ヴォルマルフのようだが詳細は不明。少なくとも、ルカヴィとしての彼の陰謀については伝えられていなかった模様。
専用ジョブは「ソーサラー」。
原作では彼女が戦闘に参加する機会がなかったが、リメイク作『FFT獅子戦争』の追加イベントにてはじめて参戦。固有アクションは「全魔法」。
ゴルターナを暗殺し、女王オヴェリアと契りを交わしたことでイヴァリースの主権を握ったディリータが「教会を含むすべてを利用する」という真意を聞かされたことで離反し刃を向けるも返り討ちにあう。死亡したものとおもわれたがエンディングではオーランと共にアルマの墓参りに訪れており、彼が誅殺劇を演じて逃がしたことが明かされた。その後、国から出ていくラムザとアルマの姿をオーランから伝えられ、共にその背中を見送った。
作中でも指折りの美女としてpixivでも彼女関連のイラストがいくつか寄稿されているが、登場が物語終盤、かつ本筋のストーリーに大きく関与しない、加えて名前が覚えづらいということも遠因し、何かと不遇なキャラクターでもある。
終盤にオーランと連れ添っていた姿から、彼女が後世のディライ家の先祖ではないかとも目されていたが、後年の『ファイナルファンタジー14』における『リターン・トゥ・イヴァリース』においてはアルマがオーランの子供を身籠ったことを示唆する描写もあり、ますます彼女が関与する隙がなくなってしまった。
(もっとも本作のシナリオは原作であるFFTの物語との差異が随所にみられ、別次元の出来事とも解釈できる。)