概要
劇場版第12作目『ONE PIECE FILM Z』連動企画アニメ「Zの野望編」に登場するアニメオリジナルキャラクター。
新世界に住む巨人族の海賊料理人であり、女海賊リリー・エンストマックの父親。
世界政府や海軍、海賊から食糧を奪い、腹を空かせた島の人々に料理を振る舞っている。
初登場時は後述の理由で海軍に身柄を拘束され、インペルダウン行きの護送船に乗せられていた。
プロフィール
人物
容姿
バイキングのような格好で料理人らしくコック帽を被り、巨人サイズのフライパンを背負っている。
性格
基本的に争いを好まない海賊で上述の通り、持てる者から盗んだ食糧を困っている人々に分け与えるという、義賊的な一面も持っている。
また、白ひげ亡き後に治安が悪くなった島々で苦しむ島民達の窮状を憂いており、(結果的に)その原因を作った海軍を快く思っていない模様。
特技
自身の巨体を生かした「天国料理」が得意であり、火山をコンロにしてフライパンで特大の料理を作るのが可能である。
作中での活躍
2週間前に世界貴族の宴の為だけに搾取された島民達の食糧を奪い返すべく、世界政府の運搬船に乗り込んだところを、運悪く海軍中将のモモンガに捕縛されて現在に至る。
身柄を拘束されながらも、パンズフライは「一握りの権力者を優遇して、守るべき人々から食糧を奪う不条理に荷担する」として海軍を糾弾していたが、当のモモンガからは「島々が荒れるのはお前達海賊の仕業。問題をすり替えるな」と一蹴されてしまう。
更にはシューゾ率いるNEO海軍にも命を狙われるが、リリーと共に駆けつけた麦わらの一味の活躍で救助された。尚、その際に『NEO海軍の阻止』の利害が一致した為、(渋々ながらも)モモンガがルフィ達と共闘していた。
その後、自分達親子を救ってくれたお礼にと、麦わらの一味に天国料理を振る舞っていた。
余談
西村和道氏は原作本編ではTボーン役を演じており、海兵という真逆の立場であるが、人物像が(パンズフライとは別の方向で)善人寄りである。
上述にある通り、飢えに苦しむ人々のために(間接的に)世界貴族および世界政府の横暴に立ち向かった人物であるが、その後の原作本編では世界貴族の居住区であるマリージョアが革命軍による襲撃で食糧庫を破壊されて皮肉にも持てる者であったはずの世界貴族達が食糧危機に陥る事となった。それと同時に世界政府が今まで以上に人々から食糧を搾取する可能性を生んでしまったと言える。