概要
本名:ガーフィールド・ローガン(Garfield Logan)
初登場は1965年の『The Doom Patrol #99』。
若手ヒーローチーム「ティーンタイタンズ」のメンバーで、緑色の肌を持つメタヒューマンの少年。「ドゥームパトロール」のメンバーだったが、命令違反から休職し、その間にタイタンズメンバーと出会いチームを結成した。着用しているコスチュームは、このドゥームパトロール時代からのもので、当時は頭部から目元まで隠されているマスクを着用していたが、タイタンズ結成以降はマスクを外した。
プテラノドンやティラノサウルスといった絶滅種や無脊椎動物、果ては幻獣を含めた様々な動物に変身できる能力を持ち、小動物に化けての偵察任務や猛獣に化けての戦闘など、その用途は多彩であるが、何に変身しても体色は緑のままなので、変装としては役立たない。
お調子者でイタズラ好きな、チーム内のムードメーカーだが、意外とデリケートなところもある。肉が好きなサイボーグに菜食主義を理由に喧嘩が絶えない。アニメでの一人称は「俺っち」。
メディアでの表記は「ビースト・ボーイ」だが、「ビーストボーイ」と呼ばれることが多いためイラストタグは当項目が使われている。
原作コミックでは一時期体色が緑から赤に変化したが、後に緑に戻っている。
またチェンジリング(Changeling)と改名したこともあったが、これも定着はしなかった。
ちなみにカートゥーンネットワークのアニメCMでベン・テニスンと対決した際にはワイリー・コヨーテやディノ(原始家族フリントストーンに出てくる恐竜)、ブル・シャーコワスキー(クラスメイトはモンキーに登場するサメ)に変身していた。動物と認識できれば他のアニメキャラにも変身は可能という事であろうか。
ティーンタイタンズGOでは人間も動物という解釈によって、大人(というかおっさん)に変身したこともある。
交流関係
家族
マーク・ローガン教授と妻マリー。
アメリカ人の生物学者。遺伝子研究のためにアフリカのラムンバ国に渡航、熱病にかかった幼いガーフィールドを救うため自作のマシンで遺伝子操作を行う(この結果、体が緑色に変化)。
マリーがブラックマンバに襲われた際、ガーフィールドの能力が覚醒しマングースに変身。その後ボートの事故で夫婦共に死亡。
ニコラス・ギャルトリー(Nicholas Galtry)
悪徳弁護士。ガーフィールドの法的後見人となるが、ローガン家の遺産を横領した。
ヒーロー関係
ドゥームパトロール(Doom Patrol)
能力を犯罪者に利用されていたガーフィールドを救い、メンバーとして迎え入れる。
アニメ版『ティーン・タイタンズ』ではシーズン5開幕と共に前後編のエピソードで登場。
ブワナビースト(B'wana Beast)
DC世界でも古参のワイルドヒーロー。
TTG!でゲスト出演し、ビーストボーイと親交を結ぶ。
映像作品
ドラマ
演:ライアン・ポッター / 石井マーク
アニメ
Teen Titans Animated Series(2003年~2006年)
CV:グレッグ・サイプス / 宮田幸季
ヤングジャスティス(2010年~)
CV:ローガン・グローブ / 宮田幸季
ティーンタイタンズGO!(2013年~)
CV:グレッグ・サイプス
OVA
ジャスティス・リーグ VS. ティーン・タイタンズ(2016年)
CV:ブランドン・スー・フー
ティーン・タイタンズ:ジューダス・コントラクト(2017年)
CV:ブランドン・スー・フー
ウェブ
DCスーパーヒーローガールズ(2015年~)
CV:グレッグ・サイプス